スマートフォンエミュレータ
Androidスマートフォンのエミュレータを使うためには、「Android SDK」をインストールする必要があります。その「Android SDK」を動かすためには、「JDK(Java Development Kit)」が必要です。ここでは、それらのダウンロード方法、インストール方法、設定方法をご紹介致します。
それらをインストールした後の、スマートフォンエミュレータ自体の設定方法や使い方に関しては、記事「
Androidスマートフォンエミュレータの使い方」をご参照下さい。
【この記事の目次】
1.
準備:JDK(Java Development Kit)をインストールする(p.1)
2.
導入:Android SDKをインストールする(p.2)
3.
初回起動:必要なパッケージを追加インストールする(p.3)
準備:JDK(Java Development Kit)をインストールする
Android SDKを動かすには「JDK」が必要です。Javaソフトウェアを動作させるための「JRE(Java Runtime Environment)」だけでは動きませんので注意して下さい。「JDK」は、たいていの環境にはインストールされていないでしょうから、先にダウンロードしてインストールしておきましょう。JDKは無料で公開されています。
JDKをダウンロードする
「Download JDK」をクリック
JDKは、オラクルのウェブサイトで配布されています。以下の手順でダウンロードして下さい。
まず、「
Java SEダウンロード」ページへアクセスして、「Download
JDK」をクリックします。「Download JRE」の方ではないので注意して下さい。
使用環境に合ったJDKを選択
ライセンスに同意することを示すために、「Accept License Agreement」にチェックを入れます。その後、「Java SE Development Kit」表から、お使いの環境に合ったセットアップファイルをクリックしてダウンロードして下さい。
たとえば、Windowsの場合は32bit版か64bit版かで選ぶファイルが異なります。Windows XP・Vista・7(32bit版)であれば「Windows
x86」を、Windows7(64bit版)であれば「Windows
x64」を選択します。
32bit版Windows用ファイル
本記事では、Windows 7(32bit版)で動作を試しています。ダウンロードしたのは、本稿執筆時点での最新版「Java SE Development Kit 6 Update 25」です。
ファイル名は「jdk-6u25-windows-i586.exe」で、ファイルサイズは76.6MBでした。バージョンによって、名前やサイズは異なります。
JDKをインストールする
JDKのインストールを開始
ダウンロードしたファイルを実行すると、Java SE Development Kitのインストーラが起動します。「次へ」ボタンをクリックして先へ進めて下さい。
構成とインストール先を設定
インストール先とインストール内容を選択します。自由に変更できますが、特に不都合がなければ、そのまま何も変更せずに「次へ」ボタンをクリックすれば良いでしょう。
JREのインストール先を設定
JDKのインストールが始まりますので、終了まで待ちます。
その後、JRE(Java Runtime Environment)のインストール先も質問されます。ここでも、特に不都合がなければ、そのまま何も変更せずに「次へ」をクリックして進んで下さい。
インストール作業の完了を待つ
インストール作業の完了を待ちます。
終わったら「完了」をクリック
右図のように「正常にインストールされました」と表示されたら、インストール作業は完了です。右下の「完了」ボタンをクリックして閉じて下さい。
次に、
Android SDKをインストールしましょう。