4月から「プロブロガー」というキャリアを歩み始め半年、なんとか売上20万円のしきい値を超えつづけることができています。運営において気をつけていることをシェアしてみます。
1. 検索、検索、検索!
何度か書いていますが、僕はこのブログメディアの最重要KPIを「検索流入」だと位置づけています。過去の記事にどれだけトラフィックが集まっているか、ということですね。
更新本数を一日5〜10本に増やしてから、約半年で検索流入は7倍近くにまで成長しました。今では月間約20万PVを、検索経由で獲得しています。
検索経由のトラフィックは、現在サイトトラフィック全体の43%ほどとなっています。ざっくりいえば、収益の約4割は過去記事が生み出しているということです。検索エンジンで読まれる記事を書けば書くほど、サイトの収益性は座布団を重ねるように増加・安定していきます。
どこかで頭打ちになるのは明らかなんですが、流入の伸びを見ている感じ、まだ限界値には達していないようです。というわけで、売上の立つメディアをつくるうえでは、検索エンジンで読まれる「価値あるコンテンツ」を投稿していく必要があるのです。
2. オリジナルでニッチなテーマを扱う
ブログなんて誰でもつくれるものです。そのため「他人とどう差別化していくか」というのは常に考える必要があるテーマです。
僕が気をつけているのは、なるべく他のメディアが取り上げないようなテーマを扱うことです。このブログで扱っているニッチなテーマでは、例えば
・3Dプリンタ
・モバイルヘルス
・フェイスブック広告
・新興国のスタートアップ企業
・NPO/ソーシャルビジネス
なんてところが挙げられます。ここら辺はあまり競合がいないので、検索エンジンからもコンスタントな流入を望めます。
ガジェット系の記事は検索流入もバズも稼げるのですが、競合が多いのでラットレースになりがちです。ガジェットや2chまとめのようなレッドオーシャンは、よほど特殊な切り口でもないかぎり、新規参入は難しいでしょう。
3. 賛否を呼ぶ意見を発信する
このメディアの一番の特徴は、僕が書くオピニオン記事だと思っています。ここら辺は炎上覚悟でやっているので、他では読めないコンテンツを提供できているはずです。
賛否を呼ぶ記事はメディアに「色」を付けます。単なるお役立ち記事だけでは、「ファン」を捕まえるのは難しいのですが、オピニオンを織り交ぜることで、ファンは実直に増えていきます。
僕はもはや炎上は恐れないので、言いにくいことも、モラルと自由の微妙な境目にあることも、ズバズバ書いていけます(楽しいですしね)。例えば下記の記事は見方によっては大炎上していますが、いいね!も1,000件近く集めています。こういう記事が、良くも悪くも、これからのメディアには必要だと考えています。
優秀で面白い人ほど会社を辞めていく3つの理由 | ihayato.news
4. 何がッ あっても 更新をやめないッ!
当たり前なんですが、更新はストップしないようにしています。常にストックは5〜6本用意しているので、風邪を引いて動けない日でも一応更新は続けられるようにしています。
個人が運営するブログメディアでもっとも難しいことは、実は「継続すること」だったりします。単純なことですが、これが本当に難しいのです。ペースは落とすことはありますが、基本的には365日毎日更新していきます。
検索流入は基本的に本数と比例するので、目標は毎日5〜6本アップ、年間で約2,000本の更新を目指しています。ここまでやれば、流石に収益は安定していくはず…。
5. 商人根性を忘れない
上でわざとらしくジョジョのマンガセットのリンクを挟んでいますが、こういう商人根性は大切なのです。特にアフィリエイトは、細かいところで「売り」を意識できるか否かで毎月数万円の差が出てきます。このブログでも、「売り」をかなり意識した月は売上10万円を超えますが、特に意識せずのうのうと更新した月は5〜7万円程度に落ち着いてしまいます。
ただし、あまり「売り」が強すぎると読者から嫌われる恐れもあります。あくまでアフィリエイトはコンテンツの一部に留めましょう。例えば下記記事のように、書籍のまとめなどは収益性の高いコンテンツとなるでしょう。
ウェブサービスで起業したい!と考えている人が読むべき15冊の本 | ihayato.news
そんなわけで、引き続きプロブロガー路線を模索していきたいと思います。今月から産休&育休モードに入りますので、ブログ収益が生活のメインになっていきます…。
関連本。ブロガー界隈ではもはやバイブル的な一冊。僕もかなり参考にしました。Kindle版も出ていますので、未読の方はぜひ。