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真央、雪辱へトリプルアクセル封印

2012年11月2日

　中国杯の公式練習で調整する浅田真央＝上海（共同）

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　迷いが消えた。「自分の滑りをすることが目標。そうすれば結果も付いてくる」。ここ数シーズンは不調時もトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）に固執して自滅する試合があったものの、今季初戦だった１０月のジャパン・オープンでは大技を封印し、安定した演技につなげた。精神面で「負担が少なくなった」と、正直な気持ちを明かした。

　代名詞のジャンプを諦めたわけではない。この日も練習の最後に３回だけ挑んだ。力みすぎて全て回転が抜けたが「シーズン中に間に合えばいいと思ってやっている」と気にしていない。大技に再び挑戦する日まで、階段を一段一段上っていく腹づもりだ。

　尖閣問題による反日感情が懸念される中、挑むＧＰ初戦。「まずはＳＰ。スタートダッシュが重要」。苦手意識のあるシーズン序盤で勢いに乗れば、完全復活が一気に近づいてくる。

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