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コメ6袋、基準値超える 福島市南部

2012年11月02日

●旧平田村産、110ベクレル

 県は1日、福島市南部の旧平田村の農家1戸が生産したコメ6袋から、基準値(1キロあたり100ベクレル)を超える110ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。今年産米で基準値を超えたのは、先月末の須賀川市のケースに続いて2件目。

 この農家が生産した140袋のうち、全袋検査で高い放射線量を示した83袋を詳細検査し、6袋で基準値を超えた。6袋は福島市が隔離・処分し、77袋については県が今後、出荷の是非など対応を検討する。基準値以下だった57袋は、すでに市場に出荷されているという。

 旧平田村は、昨年産米で最大192ベクレルのコメが出たため、今年は除染の実施や農家ごとに管理計画の提出が義務づけられている。全袋検査で基準値を下回ったコメについては順次、出荷できるため、旧市町村単位での出荷自粛の要請はかからない。県は今後、圃場(ほじょう)の調査をして、原因を調べる。

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