農林水産部採択 大学教授 比嘉照夫EM菌とは?詐欺・宗教・波動?
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福島の農林水産部が採択したEM菌の効果について、ニュース番組で琉球大学教授の比嘉照夫さんにたずねていました。
EM菌とは、有用微生物群(ゆうようびせいぶつぐん、EM、Effective Microorganisms)の通称名であり、1982年に琉球大学農学部教授比嘉照夫が、農業分野での土壌改良用として開発した微生物資材の名称。
乳酸菌、酵母、光合成細菌を主体とする微生物の共生体とされ、農業、畜産、水産、環境浄化、土木建築など様々な分野に利用されていると主張される。Effective Microorganismsとは「共存共栄する有用な微生物の集まり」の意味の造語。
福島県農林水産部がEM資材を採択し、セシウムに効果がある、汚染された部分を戦洗浄することが出来るといわれています。
しかし、EMの効果について比嘉さんは「重力波と想定される波動によるもの」と主張しています。
学者である方が、波動といってしまうのは何でだろうと調べていると、一箇所に結びつきました。
新興宗教である世界救世教の関係者であるらしいことが分かりました。世界救世教は現代医療が悪だと考えており、医療行為そのものを受けさせないで、
浄霊という手かざしの儀式的行為を各信者が行います。
また自然農法という農法を推進すること、芸術活動を行うことが活動内容とされています。
EM菌を使う事によって入る費用は、宗教への収入にも繋がっているのではといわれており、実際の効果に関しても否定的な意見も多いようですね。
「普通、土の1グラム中には約1〜10億 もの有用な微生物がいるのに対し、EMは数で圧倒する訳ではなく、EMに含まれる微生物が、最初からいる微生物(日和見菌)を連係させて働かせる事ができ、投入した量以上の効果が出る」
「EM技術は波動測定器で検証することができる」
福島県では2008年3月、”EM菌(有用微生物群)などの微生物資材について「高濃度の有機物が含まれる微生物資材を河川や湖沼に投入すれば汚濁源となる」”との見解をまとめ発表している。
日本土壌肥料学会の1996年の「微生物を利用した農業資材の現状と将来」と題した公開シンポジウムにおいてEMが他の資材に比べて効果が低いと報告されるなど効果を疑問視する人も多く、タイの試験研究機関の分析結果として、
EM資材中に光合成細菌及び放線菌(Actinomycetes)の存在が確認されなかったとされている。
本当に効果があるのであれば良いのですが、その程はいかがなものなのでしょう。
福島の復興もまだ済んでいない場所が多くあるといいます。しかし、その説明が波動などであれば正直信用するのは難しいですよね。
放送のインタビュー中もしどろもどろな様子で、まるで 森口尚史さんをみているかのようでした。