旬のイギリス

イギリス北西部から、フットワークの軽さを生かしてカメラと共に今日もドライブ! イギリスの素顔を綴ります。

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2005-05-05-Thu-04:54
私の毎日ホメオパシー

HOMEOPATHY
200年の歴史を持つホメオパシーはアロマテラピーと並んでイギリスの代替療法の代表格です。
原理を一言で表すと、毒を以って毒を制す

そのまま摂取したら猛毒でも、適度に薄めることによって自分が抱えている症状を和らげるというもの。
どの薬を摂取するかの決め手は、患者の持つ症状が、ある物質を多量に摂取した時の中毒症状と同じにすることで、例えば、Apisはミツバチの毒なので、虫刺され、ジンマシン、麻疹といった肌の症状を和らげるために使われるというわけ。
買うときに同じ種類でも6Xと30Xというのがありますが、これは薄めた回数。よく使われるCalendula6Xだと、マリーゴールドの抽出液1に対し乳糖またはアルコール9の割合で薄めたものが6回繰り返してあるという意味。
Calendula6Cだとマリーゴールドの抽出液1に対し乳糖またはアルコール99の割合で薄めたものが6回繰り返し、でその上にAがあります。

30Xのほうが薄めてあるのですが、薬としては『強い』のでまずは6Xのものから使うようです。
ちなみに、マリゴールドは肌のトラブル-吹き出物、擦り傷、口内炎など傷口が開くものに使われるのでクリームとかも売っています。

ここまでくると、やっぱりプロでないと最適な組み合わせができませんよね。

普通ならトレーニングを受けたホメオパスの診断を受けるのですが、そんな暇もないしお金ももったいない…
という人には、あらかじめそれ用に調合されたものも売っています。

私ももっぱらこちらを愛用。
花粉症と他のアレルギー症状を和らげるというもの。
昨日から目がかゆいのでまた飲み始めています。



と、ここまで紹介してなんですが、実は科学的根拠は全く解明されていません。
プラシボ・エフェクト以外の何物でもない、そうで。
1988年にJacques Benvenisteがネーチャー誌に掲載したホメオパシーに関する『水の記憶』の仮説を検証するために行われた公開検証実験の結果は信用できるところまではいかないとの結論が出ているし、マジシャンでパラノーマル・インベスティゲーターのアメリカ人ジェイムズ・ランディ氏が1964年に「科学的に実証した者に10000ドルの賞金を与える」と言った当時の賞金も今では100万ドルになっているのに未だ成功したものがいないとか。
最近ではBBCのパノラマ製作チームがホメオパシーの検証に挑戦したが失敗に終わっているそうです。Homeopathy: The Test - questions and answers

ホメオパシー関係のHPを見るとプラシボ・エフェクトも大事だってありますが、薬だと思って飲むその心理的行為が体にプラスの影響を与えるのであれば、別に高い(高くはないけれど)薬は飲む必要はないってことですよね。
すべては気の持ちようってことだから。
この薬だって99.99%以上乳糖だから、これと一緒にコーヒーを飲んだらカフェインの影響のほうがどう考えても大きいはず。
こういうオルタネーティブに走る人は、大抵自分の生活習慣も見直すので、(オーガニックな物を食べるとか)症状が軽くなるというのが本当のようです。

根拠がない、と分かっていてもやっぱり試したくなるじゃないですか(笑

誰か100万ドルチャレンジしませんか?


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