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データ抜くウイルス保管し逮捕
10月30日 18時58分

データ抜くウイルス保管し逮捕

スマートフォンの電話帳のデータを抜き取るウイルスをサーバーに保管していたとして、大阪市のメール送信業者の男ら2人が逮捕され、警察はおよそ3500人のスマートフォンからメールアドレスなどを抜き取っていたとみて調べています。

逮捕されたのは、いずれも大阪市のメール送信業者の鈴木隆介容疑者(30)と、韓国籍の李和弘容疑者(28)の2人です。
警察によりますと2人はアンドロイドのスマートフォンの電話帳のデータを抜き取るウイルスを、東京にあるレンタルサーバーに保管していた不正指令電磁的記録保管の疑いがもたれています。
これまでの調べで、2人はスマートフォンの利用者に「電波をよく受信できるようになる無料のアプリを紹介する」といったメールを送りつけ、利用者がアプリをダウンロードすると、電話帳に保存されたメールアドレスなどのデータがサーバーに送信されるようになっていたということです。
調べに対し2人は容疑を認め、このうち鈴木容疑者は「自分が李容疑者に指示してやった」と供述しているということです。
警察はこれまでにおよそ3500人のスマートフォンからメールアドレスなどを抜き取り、出会い系サイトの広告メールなどの送信に使っていたとみて調べています。

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