福島の海岸で強盗強姦、４人を逮捕

　福島県警いわき東署は３１日、男女２人に暴行し現金を奪ったとして強盗致傷、強盗強姦（ごうかん）、わいせつ略取、監禁の容疑で、いずれもとび職の横浜市・富樫永介（２１）、川崎市・高田慎太郎（２０）、川崎市の少年（２０）＝当時１９歳＝、横浜市の少年（１９）＝当時１８歳＝の４容疑者を逮捕した。

　いわき東署によると、男ら４人の逮捕容疑は９月２３日午後１１時ごろ、福島県いわき市の海岸の駐車場で、車に乗っていた男女２人に刃物のようなものを突き付け、暴行した上で現金約３万円を奪うなどした疑い。調べに対し、いずれも大筋で容疑を認めている。

　男ら４人は共謀の上、男性と女性（いずれも当時２４歳）をそれぞれ殴りつけ、４人で女性を強姦。その後、現金約３万円を奪って逃走した。事件当時の現場は闇に包まれていたため、人相など犯行グループの手がかりはなく、目撃情報もなかった。しかし、県警は現場鑑識や聞き込みを重ねて容疑者を特定し、逮捕につなげた。４人と被害者との接点はなかった。

　４人は同じ会社の同僚で、今年の夏からいわき市内に宿泊し、広野町の建設現場で作業していた。昨年の東日本大震災の東京電力福島第１原発事故後に緊急時避難準備区域に設定され、同９月に解除された同町だが、４人が働いていた現場は原発とは無関係という。

（2012年11月1日06時03分  スポーツ報知）

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