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'12/11/1

中国バスの代替運行スタート


 井笠鉄道(笠岡市)のバス事業廃止を受けた中国バス(福山市)の代替運行が1日、福山市や笠岡市などで始まった。笠岡駅前バスターミナルでは、運行を担う同社井笠バスカンパニーの開業・出発式を開催。出席者たちが出発するバスを見送った。

 式典には約30人が出席。中国バスの小嶋光信社長が「井笠鉄道の100年の歴史を受け継ぎ、生活路線として公共交通を守り、地域発展に寄与したい」とあいさつ。沿線自治体でつくる対策会議会長の三島紀元笠岡市長も「バス路線継続が実現してありがたい。来年4月以降の運行形態決定にも懸命に取り組みたい」と誓った。

 小嶋社長らによるテープカット後、出席者が拍手でバスの出発を見送った。

 井笠鉄道は人口減や不況などによる運賃収入減で、10月末でバス事業を廃止した。中国バスや北振バス(岡山県矢掛町)などが来年3月末まで、路線バス53系統の代替運行をする。




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