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'12/10/31

シュモー氏の思い継承 広島<動画あり>



 広島市は31日、米国人平和活動家の故フロイド・シュモー氏が被爆者のために建てた中区江波二本松の集会所を原爆資料館(中区)の付属展示施設「シュモーハウス」として11月1日に開館するのを前に、現地で記念式を開いた。

 シュモーハウスは、広島の戦後復興を支えた外国人の功績を紹介する。記念式には、米国から駆け付けたシュモー氏の遺族や地元住民たち約80人が出席した。松井一実市長は「被爆者の悲しみを知った海外の人たちから寄せられた物心両面の支援やシュモー氏の功績について、市民に理解を深めてほしい」とあいさつした。

 続いて出席者は、施設内を見学した。館内に展示されたシュモー氏愛用のハンマーなどに、次男ウィルフレッド・シュモーさん(85)は「胸がいっぱい。父は戦争に勝者はいないと信じていた」と話していた。

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【写真説明】シュモーハウスの展示品に見入る出席者たち=広島市中区江波二本松(撮影・荒木肇)




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