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iPS細胞 世界初の臨床研究申請11月1日 17時14分
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体のあらゆる組織や臓器になるとされるiPS細胞から目の網膜の組織を作り出し、重い目の病気の患者に移植して視力を回復させる世界初の臨床研究を、神戸の理化学研究所などのチームが移植手術を実施する病院に申請しました。
臨床研究を申請したのはいずれも神戸市にある理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーと、先端医療センター病院の栗本康夫統括部長の研究チームです。
臨床研究では、まずノーベル賞の受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授が開発したiPS細胞から目の網膜の組織を作り出します。
そして、「加齢黄斑変性」と呼ばれる網膜の一部が傷つく重い目の病気の患者6人にiPS細胞から作った網膜の組織を移植し、視力の回復を図るということです。
臨床研究の申請は、先月31日、移植手術を実施する先端医療センター病院に行われたということで、承認されれば、厚生労働省の審査を経たうえで、来年春にもiPS細胞から移植用の網膜の組織を作る作業がスタートする見通しです。
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