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中国共産党大会まで1週間に
11月1日 6時8分

中国共産党大会まで1週間に
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中国では5年に1度開かれる共産党大会まであと1週間となり、1日から党大会の議題などを決める中央委員会総会が始まります。
今回の党大会を受けて、中国の最高指導部のメンバーは大幅に交代する見通しで、メンバーの数は、これまでの9人から7人に減らす一方、10年間トップを務めてきた胡錦涛氏は軍のトップに残り、影響力を維持するという見方が強まっています。

中国では、5年に1度の共産党大会が今月8日から始まります。
これを前に北京では、1日から党大会の日程や議題などを決める中央委員会総会が始まります。
今回の党大会は、2期10年にわたって、党のトップの総書記を務めてきた胡錦涛氏が率いる体制を締めくくるもので、党大会終了後、習近平氏を中心とする新しい最高指導部が発足します。
中国筋によりますと、現在9人いる最高指導部の政治局常務委員会のメンバーは、意思決定を迅速にすることなどを理由に減らし、7人とする方向です。
そのうえで、最高指導部のメンバーには、▽習近平国家副主席と▽李克強副首相の2人が留任するほか、▽重慶市の書記を兼任する張徳江副首相と▽金融などを担当している王岐山副首相が新たに入る可能性が高いとみられています。
そして残る3人の常務委員には、▽上海市の兪正声書記や▽党中央宣伝部の劉雲山部長、▽天津市の張高麗書記、それに▽党中央組織部の李源潮部長の4人が、候補として挙がっており、1日から始まる中央委員会総会の場でも次の最高指導部入りを巡る大詰めの駆け引きが行われるものとみられます。
一方、胡錦涛氏は、総書記のポストを退いたあとも軍のトップの中央軍事委員会の主席に残り、今後も人事などに影響力を維持するという見方が強まっています。

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