「1995.1.17」
忘れもしない、この日。
私はちょうど関西にいて、この朝、大きな震動と衝撃で目が覚めた。
というより、直前の「地鳴り」で目が覚めたと言った方が正しい。
その瞬間の衝撃と、激しい揺れ、続く余震。
まだ揺れている中、急いでTVを観た。
言葉を失った。
何度も行き、美しい夜景、情緒ある港町、大好きな街、神戸。
その神戸が火の海だ。
親族は、友人は、と頭の中が真っ白になる。
その後も刻々と続報が入り、
死傷者の数が増えていった。
天災とはいえども、あまりにも惨い。
私は泣いていた。
――生きていた人すべてを記憶するために―――。
私は、結婚してから、朝は5時45分に目覚める。震災の1分前。
おそらく地鳴りがし始める頃。
多くの犠牲者の方々のご冥福をお祈りしています。
Joaillerie