Joaillerie I LOVE LOUIS VUITTON♪

LOUIS VUITTONのVIPルームでの時間が大好きな人文研究者のブログ


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ヴィトンLOUIS VUITTONヴィトン記事の前に、ふと綴りたくて。


というのも、ピグともさんであり、友人でもあるブロガーさんが出張中なんです。奥さま(ご夫妻とお友達です)が、寂しいとおっしゃっていて、そこで記事にしたいことが。



思い出(=記憶!)です。


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まずは、父親の海外出張ですね。


私の幼少時(乳児くらいかも)から、父親がたびたび海外出張で、あちこちの国に行っていました。

おそらく、兄や私が大きかったら、連れて行かれたかも…。


その間、家を守るのは母。

ただ、実家には、祖父母も同居していたから、それほど寂しい雰囲気ではなかったけれど。


でも、母親は、心の中では、寂しく感じ、また心配していたと思います。


私たち兄妹はというと…。

私は父親がいないことに、多少の「違和感」を覚えていたものの、

祖父のそばでべったりしたり、ピアノやら本やらに集中していましたね。


兄は…遊んでいたかも!いや、何してたんだろう。知らない(笑)。


父親は、本当に気難しい人で、仕事の話は家庭ではしなかった。

でも、その背中は大きくて、声をかけるのが怖いくらいで…。

自宅では、いつも本を読んでいたんですよね。


私はその背中が好きで、父がいないと、あちこちの部屋に行っては、視界が何か変!という、「違和感」を覚えていたのです。


帰国すれば、お土産がいっぱい。

私や兄が興味津々だったのが、各国のコイン。

貨幣とは感じていない頃だったから、何かキラキラした綺麗なもの、という認識。

「これが○○女王、で、これが…」と話す父の横で、地球儀を回しながら、聞き入っていました。


そうそう、各国の世界地図って面白いですよね。

日本だと、日本が中心になって描かれていることが多いけど、各国巡れば、その国々が主役。

あの主張が面白い。


でも、基本的には地球儀が好きだった。ある意味公平ですよね。


子ども用のお菓子などは…色鮮やかすぎて「…」となり、放置。

そういうこともあって、各国のコインは、記念に集めていました。


こうして、父と兄と私は、賑やかだったわけだけど、

思い出せば、その横で母が微笑みながらお茶など用意していたなって。

きっと、その光景が本当に嬉しくて、ほっとして、母にとって何よりのお土産だったんだと思う。


それが思い出。


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そして、今度は私。

私は海外留学する際、大学を通じて手続きをして、まだ慣れていない言語で書類を作成し、留学先の大学から合格通知が来て…。そこでやっと親に話しました。


その用意周到さに、親も反対することもなく(できず)、留学を許してくれました。

本当は、すごく心配していたのだろうけど、「視野の広い人間になるように」との幼少時からの父親の教えで、それ以降も何度も海外に行くのを見守ってくれましたね。


私も、やはり父親のように、その国のコインを持って帰りました。

帰国前に、金融機関に行って、新しいコインにしてもらうんです。

今でも、紙幣やコインを、新しいものに交換してもらいます。次来る時に必要だから、と。


いつも、私が帰国した際の父親と母親の顔。


空港内で、私がひとりでふらっと来るのを、父親が真っ先に見つけて、「Joaillerie!」と呼んでニヤリとするんです。あれが好き。


母親は、その横でちょっと泣きそうな顔で、すぐに私の腕につかまってきます。こうした母の仕草が好き。


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そう思うと、母は、いつも父や私や兄を迎えてくれるなあ、と。

母を見送ったり、迎えたりする時は、父と一緒だからよいのだけど、母は単独で帰国する家族を常に迎えているのだな、と。


どんな気持ちだろう。

携帯に電話しても私が飛行機や新幹線の中だったりすることも多いみたい。あとで気がつくわけで。

あちこち動き回る家族を、そっと、でも確実に待っている母。


その母を、私は守ってゆきたいです。

遠くにいても、母の優しさ、温かさは伝わってきますものね。


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今、友人ご夫妻のご様子を見つめつつ、

私も帰国されるのを待っています。


こうしたことは、慣れてゆくようで、でも決して慣れないことですね。

それは相手を想う気持ちでもあるから、「常に新しい経験」なんだと思います。

この「違和感」は愛すべきものだと感じています。


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帰国をお待ちしています。


Joaillerie

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