事件「なぜ起きたか分からない」エレベーター死亡事故でシンドラー社会見2012.10.31 23:18

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「なぜ起きたか分からない」エレベーター死亡事故でシンドラー社会見

2012.10.31 23:18 事故・災害
死亡事故を受けた記者会見で、頭を下げるシンドラーエレベータ日本法人のフィリップ・ブーエ社長(左)ら=31日夜、東京都千代田区

死亡事故を受けた記者会見で、頭を下げるシンドラーエレベータ日本法人のフィリップ・ブーエ社長(左)ら=31日夜、東京都千代田区

 金沢市のホテルでエレベーターに挟まれ、女性従業員が死亡した事故を受け、製造元のシンドラーエレベータ社(東京)は31日夜、東京都内で会見を開き、フィリップ・ブーエ社長が「大変残念。亡くなられた方やご遺族、関係者の方々に心より哀悼の意を表します」などと頭を下げた。

 同社のエレベーターをめぐっては東京都港区で平成18年、高校生が圧死する同様の事故が発生。これを受けて建築基準法施行令が改正され、21年9月28日以降に着工した建物には扉が開いたままの上昇を防ぐ補助ブレーキの取り付けが義務付けられている。

 同社によると、ホテルの事故機は法改正以前に設置されたもので、「義務化されておらず(補助ブレーキは)付いていなかった」と説明した。

 ただ、同社は高校生圧死事故を教訓に、補助ブレーキのないエレベーターには、ブレーキの状態を監視する装置を設置し、同ホテルの事故機にも取り付けられていたという。

 同社の大月通明・代表取締役は「なぜ事故が起きたか分からない」と述べ、全国約8千台の同社製エレベーターの緊急点検を実施する方針を明らかにした。

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