太田のイルミネーション電飾届かず 中国税関で足止めか
更新日時:2012年10月30日(火) AM 07:00
太田市の冬の風物詩「おおたイルミネーション」(11月3日~1月6日、市北部運動公園)の今季の電飾のメーンを飾るオブジェと、新調する一部のLED電球が、開幕まで1週間を切った29日になっても製造元の中国から届かず、関係者が気をもんでいる。中国の税関を通過したとの連絡も入っていないため、開幕日には間に合わない状況で、市は予定していた場所に急きょ昨季まで利用したイルミネーションを設置するなど対応に負われている。
イルミネーションは130万球のLED電飾で幻想的な光の世界をつくり出す太田市の冬の一大イベントで、期間中は毎年約13万人が来場。リピーターを増やすため、飾り付けは毎年リニューアルするなど工夫しており、ことしは新調するLEDを使って、電飾を施す場所もさらに拡大する予定だった。
市から委託され電飾の設計、演出を担当する斉藤任俊(ひでとし)さん(57)によると、設置予定だったオブジェは直径約5メートル、高さ約11メートルの円すい形で、赤、緑、青3原色の3万5千球のLEDを使用。コンピューターで3色を掛け合わせると無限の色が楽しめるということで、誘客に向けた目玉として期待されていた。