わたしは四人のこどもをみんな自宅で産みました。
しかも、そのうち三人は医師も助産師もいない家族や友人だけが見守るお産でした。
わたしが長男を産んだ20数年前、カリフォルニアでは自宅分娩はすでに認知されており、自宅出産のための本や、自宅でのお産をサポートする助産師さんもいました。
やっと、日本でも、ここ最近、芸能人のともさかりえさんや漫画家の桜沢エリカさんが自宅出産をしたことなどから、自宅分娩も認知の方向にむいてきています。
でも、まだまだ少数派。
しかも、助産師のいない家族だけの自宅出産となると、
かなり風あたりがキツイのが現状です。
昨日、若い友人カップルに会いました。
奥さんは妊娠8ヶ月めに入り、今日は検査を受けてきたそうですが、
「お医者さんからおこられたあ。アンタらが好き勝手するおかげで、みんなが迷惑するんだから、って言われてさあ」
大病院まで遠い、熊野エリアでは病院でお産をしない。自宅で夫婦だけで赤ちゃんを産むとなると、市の保健課や病院の医師からはかなりシロイ目でみられるんですね。
わたしも屋久島で次男を産むときは、町の保健課の方からかなりキツイいやみとおどしをかけられましたわ。
もちろん、お産は大丈夫と思っていても、なにが起こるかわからないものですから、何かトラブルが発生して医療の手をかりなくてはならない事態におちいったとき、僻地では空輸したりとか、役場の方にも負担が大きいわけです。
自宅出産でなにかあっても自己責任。
そうハラをくくれるひとはなかなかいないでしょう。
だからこそ、トラブルが起こらないように、医療に頼らないお産をしようとする産婦さんたちは、体の声に耳をすまし、健康に気をつかい、自然と、宇宙とひとつにつながって直感力を高める努力が必要です。
そうやってお産にのぞむことで、いのちの声を聞く姿勢がつちかわれると私は思うのですが。
もう一組の若いカップルさんも、そろそろ臨月。
彼らも、熊野エリアでの自宅出産組。
どうか、素晴らしいお産ができますように!
いのちが生まれでる、聖なる瞬間をおもいっきりむさぼって、味わってくださいね。
祈っています。
自分達の意思が、外からの圧力に惑わされそうになることって
ありますね。自宅出産はしたことないですが、他のトピックでも
「例外を実行する人」は必ず、群集の「恐怖感」を大砲に詰めて
発砲されちゃいますね。
お若いお二人の新しい家族の出発、心から応援しております。
素敵なお話を、ありがとうございました。
2010年02月17日 10:37
ファッション、言動、生き方、食べもの、すべてにおいて、それはいえますね。もっと本質をみつめていく努力をおたがいにしていきたいなあ。
2010年02月17日 21:28
ほんとにそうですよね。
私はやりたいことをやってるだけで
誰かに反抗してるわけじゃないし、
私はあなたの邪魔はしないから
あなたも私の邪魔せずに、ほっといてくれ、と言いたくなること、多いです(笑)
みんなが違いを尊重するって、ある意味、「邪魔しない」ってことなんじゃないのかなあ・・・て思います。
2010年02月18日 10:52