2012.10.30 19:57

国立競技場の改築デザイン、11点が最終審査へ

 日本スポーツ振興センターは30日、改築を目指す国立競技場(東京都新宿区)の国際デザイン・コンクールで国内外からの応募総数46点の1次審査結果を発表し、最終審査に11点が進んだ。2010年に建築界のノーベル賞といわれる米プリツカー賞を受賞した妹島和世さんが代表のグループや、ことしのベネチア・ビエンナーレ国際建築展で最優秀賞の金獅子賞に輝いた伊東豊雄氏の作品などが残った。

 建築家の安藤忠雄氏が委員長を務める審査委員会で11月7日に最終審査が行われ、最優秀賞などを決定する。同競技場は19年のラグビー・ワールドカップ(W杯)や東京都が招致する20年夏季五輪で主会場に予定されており、8万人収容で開閉式の屋根付きなどがデザインの条件だった。(共同)