先日行いました公開講座では、コーチングスキルを通して「人間関係を円滑にする極意」をテーマに基本スキルをいくつか学びました。
円滑なコミュニケーションを行うためには相手の話(声)をよく「聴く」こと。そして、自分のフィルターを通さず、相手のありのままを受け入れる「認める」こと。これを踏まえ、「聴く」と「認める」の具体的方法をお伝えしました。
皆様には実際に具体的な方法を用いながらお話をしていただきましたが、感想を伺ったときに、とても興味深いお話がありました。
「人とお話するときは【笑声】で話す」と言うこと。【笑声】ステキですね。
実際多くの方は、人と笑顔で接することを心掛けていると思います。私も、出来るだけ笑顔で接するようにしています。初対面の場合はもっと笑顔を意識します。けれど、もし電話であったら顔は見えません。いつも対面で話をするわけではなく、電話で話をすることも多々あるのです。そんな時、顔が見えないからといって暗い声やつまらなそうな声をしていたら、本当は相手にそんなに悪い感情がなくても、あまり良い印象は受けませんね。でも、明るく楽しそうな声であれば、印象もとても良くなると思います。私も、暗くて陰気な、つまらなそうな声より、明るく楽しそうな声の方を聞きたいです。
この言葉を聞いて、ちょっと調べてみましたら「笑声力」を謳った本がありました。笑声はとても大切なのですね。
【笑声】は読んで字のごとく笑っている声ですが、ではどうやって出すのかというと、表情なく話していたのではなかなか難しいので、やはり顔も笑っていないと出せないと思います。笑顔を作って声も笑うのが一番です。
目には見えなくても、嫌な(実際は嫌ではないのかもしれませんが)感情が伝わるような声では絶対に良いコミュニケーションはとれません。先日私もとった電話口で、暗く陰気な、そしてつっけんどんな喋りをされて、とても不快な気持ちになりました。この人とはあまり話したくないな、とさえ思いました。反対に、綺麗な明るい声での電話応対はとても気持ち良く、こちらも自然と笑顔が出る感じでした。【笑声】に対する返答は、こちら側もきっと【笑声】になっていたと思いますし、丁寧な受け答えをしていたと思います。声ひとつでとても不思議ですが、【笑声】は本当に大切だな、と感じた瞬間でした。
コーチングスキルの中に、ペーシング(相手にペースを合わせる)というものがありますが、顔が見えないからこそ相手にペースを合わせて丁寧に、その時に楽しそうな笑声で話すことが大切だと思いました。
気持ちの良いコミュニケーションをするために、これからは【笑声】も意識していきたいと思います。
今回は、とても素敵な気づきを下さったことに感謝した講座でした。ありがとうございました。
冠婚葬祭マナーコンシェルジェの日記 作者 ☆Fain☆ カテゴリー コミュニケーション
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