サンフレッチェ広島 4-1 ガンバ大阪
去年の開始30秒で失点をするようなことは無かったものの、終わってみれば去年と同じ4失点で大敗を喫してしまいました。立ち上がりの再三のチャンスや後半のPKで取れなかったのも痛かったですが、そもそも今日は内容も全体的に良かったわけではなく、ブニョドコル戦に比べて進歩したような所もないから、ガンバ大阪に春が訪れるのはまだまだ先になるらしいです。
これで開幕5試合を終えて早くも4敗目ですが、監督が代わったからといってすぐに結果が付いてくるようなものではないと思うし、去年みたいなサッカーをベースとして完成度を高めるにはまだまだ多くの時間が必要なのかもしれません。
立ち上がりこそはCKなどで再三のチャンスがあったものの点を取ることが出来ず、逆に倉田のパスミスから先制点を献上してしまったから、余計に重苦しい展開にしてしまったような感じがします。
後半のPKについてはどうやら最初は遠藤がラフィーニャに蹴るように指示をしたみたいですが、ラフィーニャが直後に交代してしまうなどベンチと選手との連携が噛み合っていないような感じもするし、結局は寺田が直訴して蹴ったものの、逆に何故遠藤自ら蹴ろうとしないのか不思議です。
また、前半はパスで繋げても周囲のサポートが少ないから広島の守備に潰されることが多く、中盤でのパスミスが多いから速攻を得意する広島にシュートまで持ち運ばれる場面も多かったと思います。試合前はブニョドコル戦の内容を修正しなければ広島相手に勝つのは厳しいと思っていたけど、昨日はブニョドコル戦と比べても良くなっていたところはあまり無いから、まだまだ辛抱しないといけない日々が続くのかなと思います。
守備については終始広島のやりたいようにやられていたからほとんど良い所は無かったと思うし、藤春に任せる守備範囲が広すぎるような感じがします。昨日の藤春はミキッチにやられる場面が多かったですが、ミキッチを1人で抑えるのは難しいから他の選手が藤春をサポートした方が良いと思います。
試合後に今野が「博打のような守備をしたくない」というコメントは終盤の失点のことを指していると思いますが、ガンバ大阪の守備というのは最終ラインのコントロールが生命線であると思うから、ラインコントロールができない今野の処遇を考え直す必要もあると思います。ここまであまりフィットできていないような感じがするから、今野をボランチに回して、センターバックは中澤とキム・ジョンヤ(丹羽)の形にしていくことも考えた方が良いかもしれません。
これで開幕5試合を終えて早くも4敗目となり、西野体制のワーストだった開幕6試合未勝利が目の前に迫ってきました。ただ、昨日の広島戦の出来を見ていると内容が良くないから結果を残すと言えるような次元にまだ到達できていないと思うし、もうすしばらくは結果より内容重視で見ていった方が良いような感じがします。