オイラ達は、生まれ落ちると、すぐ母親の乳首を探す。
これは他の生物も同じだ。誰にも教わらないのに、ズリズリと母親の乳首を探し当てて、到達する。　赤ちゃんにとっては明白な行為だよね！

そして、生まれた時に一番最初に世話をしてくれた人に、自然となつくものだ・・反対に、その人が、見えなくなったり、声が聞こえなくなると、もう大変だ。不安で、泣きわめく・・
　　　これは　どう言うことだろう?　　

そう生物は、生まれ落ちた時点で、既に、ものを自己と他者というように、振り分けているんだね！　　
もちろんこれは、「本能」として、脳の中に組み込まれていることだよ。
赤ちゃんが、考えてやっているわけないじゃん(^^;)。　　　さて、問題はね・・・
この傾向が、どんどん強くなってきて、オイラ達は、自己と他者、自分と他のものって言う、二元的な考え方にドップリ浸かっちまうッテ事だよ。そしてさ、自分と対象物という見方をすることに、執着が生まれ、欲の根本原因に育ってしまうんだ。
　　
　言っみれば、オイラ達は、原子から出来ている。　
その原子は動き回っているので、この物質の世界が成り立っているわけなんだ。　　
　この宇宙を原子レヴェルで見てみるとするよ。　
オイラのいるところは、チョイトばかり原子の密度が高いのかもしれないね。あなたのところは、もっと高いんじゃあない！　　机の上も、密度は高いのだろうし、お風呂なんて、凄そうだね。　
こうやってみる光景、景色が、宇宙を一元的に見たときの風景ッテヤツだ。
  先ほどの二元的な目から見た景色とは一変する。
　一面の原子が、飛び交っている空間の中に、所々、原子が密に存在するところがアルだけのこと、たったそれだけのことなんだ。　

オイラ達は広大な宇宙の中に存在している。宇宙では、形という固定したモノはないんだ。　実体がない。
　宇宙は粒子に満ちている。粒子は自由に動き回って、形を変えてお互いの関係の安定したところで静止する。
　　　ようするに、あなたもなければ、オイラもないんだ。　けれども、それはそれで、存在している。　ものは、原子の濃淡でしか無いのだから、それにとらわれることなんてない。
二元的な世界にある、老いも、降りかかる悩みも、一元的に見れば、
原子の配列の差に、すぎないのだから・・・・・
　　すべては、錯覚、幻にすぎない・・・　幻、相手に気にジタバタしたところで・・・・・・
　　そう、「空」には実体がないのだから・・・

前号で「「色即是空」に触れたところ、即、2名のクライアントより
「あれなんて読むの？」って質問が、あったんだ。「あんな風に書かれたらカエッテ気になる」とも・・m(_ _)m　
　おっと、これは、説明不足だったかなって、ちょっと反省！
　「シキソクゼクウ」ね！それで　いま綴った上記のことが、
その「色即是空」のエッセンスの一部だよ。　リクエストに応えたヨー(^_-)

でも、深すぎて、オイラが文字に出来るのはホン一部ってわけだけどね！
　
注釈を加えるとね、般若心経の「般若」とは「言葉にならない知恵」のこと。　
　言葉にならないものを、どうやって言葉で伝えるのか？　
ってことから摩訶不思議な世界に入っていくんだけれど、般若心経は全部で、
わずか262文字。　　　
この262文字が仏教経典最高峰とされ、釈迦そのものであると言われている。　　　　
　オイラに信仰宗教は無いんだけれど、世間に出ている、成功法則や、自己啓発書、引き寄せの法則、ザ、シークレット等が、すべて　釈迦の言葉のアレンジかパクリだったんだってことは、わかったよ。
　　やられたよなー(>_<)　　　

オイラが、般若心経に興味を持ったきっかけは、「このひとは凄いな・・」って思う人が、般若心経262文字を
「神々の世界に通じる不思議な音の連なり」　ってさりげなく言っていたのが、どうしてもひっかっかったんだ。　
まあそれだの事なんだけどね。　
　不思議な音の連なり・・ってなんかとても、
惹かれる響きだったんだ・・・・　サンスクリット語のＣＤも手元にあるけど、確かに･･不思議な音の連なり・・・・扉が開く・・・