InsideFacebookにフェイスブックのモバイル広告の整理記事があったので出稿方法・所見も交えてシェア。
An Introduction to Facebook Mobile Ads
日々進化するモバイル広告
最新の発表では、フェイスブックユーザーの約60%はモバイル経由で利用しているとか。マーケティングの主戦場は、もはやモバイルに移り変わっているのです。
フェイスブックはモバイル広告の開発に熱心で、今日現在で4種類の広告商品を提供しています。全てを理解している人は少ないと思うので、解説していきたいと思います。
1. スポンサー記事(Sponsored Stories)
日本語では「スポンサー記事」として知られる広告商品。友だちがいいね!をしている場合にのみ、そのフェイスブックページの広告を表示することができます。デスクトップでみると、「イケダハヤトさんがこのページをいいね!しています」と表示されるやつです。
普通に出稿するとモバイル/デスクトップ双方に出稿されますが、「パワーエディタ」を使うと、モバイル/デスクトップを出し分けることも可能です。OSやデバイスでも出し分けが可能。
ページに対するいいね!だけでなく、クーポンの入手、投稿へのいいね!、チェックインなど様々なアクションをプロモートすることができます。
(パワーエディタより)
2. ページ投稿広告(Page Post Ads)
ページの特定の投稿、最新の投稿を広告出稿することもできます。モバイルの場合「Like Page」が強調されるので、けっこうコンバージョンは高そう。なお、この広告は友だち以外にも表示されます。
こちらもモバイル/デスクトップの出し分けが可能。パワーエディタから「ページ投稿」を選択して、
配置(Placements)から出稿場所を選択できます。
3. モバイルアプリ広告
iOS/Androidアプリのインストールを促す広告も出稿することができます。こちらはパワーエディタだけでなく、アプリの開発画面からの出稿設定も可能です。
4. 投稿の宣伝(Promoted Posts)
こちらも使えるオプション。フェイスブックページの投稿を、より多くの人に表示することができます。2の「ページ投稿広告」と似ていますが、「投稿の宣伝」は「既にファンに鳴っている人」「ファンの友だち」にしか表示されません。またデザインも微妙に異なっており、「投稿の宣伝」の方がより自然な形でニュースフィードに露出することになります。
出稿はフェイスブックページからできます。パワーエディタでは管理できないようです。また、モバイル/デスクトップの出し分けもできません。
美味しいのは「ページ投稿広告」?
表で整理するとこんな感じ。出し分けはパワーエディタでのみ可能なのでご注意ください。
まだ僕自身もデータを集められていないのですが、直感的に美味しそうなのは「ページ投稿広告」。スポンサー記事、投稿の宣伝は「友だち」という制約がありますが、「ページ投稿広告」はモバイルニュースフィードという神聖領域に自由に出稿できてしまいます。
また、同様の理由でモバイルアプリ広告も効果的だと思われます。スマホアプリ開発している方はぜひお試しあれ。まだ見かけたことないですね…。
モバイル広告を管理するには、フェイスブック公式の「パワーエディタ」の活用がおすすめです。というか、これがないとモバイルのみの出稿設定ができません。解説記事を書いてあるので、こちらも合わせてぜひ。
関連本。2012年に出た本では一番よくまとまっていると思います。