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2011年05月27日(金)

完全Windows 7 SSD 最適化セッティングマニュアル 永久保存版

テーマ:PC関連


今まで使用していたPCの調子が本格的に悪くなり、起動すらままらなくなったため
パーツ構成を一新し、OSをWindows XPからWindows 7のSSD仕様に変更したので
備忘録を兼ねてWindows 7のSSD 最適化セッティング方法をまとめてみました。

新規パーツ構成

ケース、電源、グラフィックボードetc…は既存のものを流用しました。

おすすめパーツ

今ならP67とH67の特徴を併せ持つZ68マザーボードと
Crucial m4 SSD CT128M4SSD2 128GBの組み合わせがいいかもしれません。

  • Core i7 2600K + Z68マザーボード





  • Crucial m4 SSD CT128M4SSD2


Windows 7のインストール

  1. SSDをSATA3ポートに接続
    BIOSの設定で[SATA Mode]を[AHCI]に設定しOSをインストール

    $いちの日記(チラシの裏)

  2. マザーボード付属のCDで各種ドライバのインストール

  3. コントロールパネル→プログラムと機能から不要なアプリケーションをアンインストール

  4. コントロールパネル→ネットワークと共有センター→ローカルエリア接続→プロパティ
    インターネット プロトコル バージョン6のチェックをオフ

    $いちの日記(チラシの裏)-ipv6

  5. エクスプローラーの[整理]-[フォルダーと検索のオプション]を開き
    [フォルダーオプション]の[表示]タブから
    「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示する」を選択
    「登録されているファイルの拡張子は表示しない」
    「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外す

  6. セキュリティソフトのインストール(Microsoft Security Essentialsをインストールしました)

  7. Windows Updateを実行→更新後、設定の変更
    「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」に変更

  8. コントロールパネル→アクションセンター→ユーザー アカウント制御 (UAC)
    デスクトップを暗転しないに設定

    $いちの日記(チラシの裏)-UAC

  9. コントロール パネル→電源オプション→プラン設定の編集
    「コンピューターをスリープ状態にする」を「なし」に設定

Crucial RealSSD C300をUSBでファームウェアアップデート

CrystalDiskInfoで確認したところファームウェアが0006だったため
最新の0007へアップします。

    $いちの日記(チラシの裏)

サポートリンク:Crucial.com Product Downloads - Firmware Updates

フォーラムより抜粋

  1. HP USB Format Utility + USB Boot Files64-128-256GB C300 USB Update 0007をDL

  2. HP USB Format Utility + USB Boot Filesを解凍し
    HPUSBFWフォルダ内のHPUSBFW.EXEを管理者として実行

    $いちの日記(チラシの裏)

  3. USBメモリーを挿しDevice欄でドライブを指定、File systemをFAT32に選択
    Quick Format、Create a DOS startup diskにチェック
    using DOS system file located at:でHP USB Format Utility + USB Boot Filesを選択

    $いちの日記(チラシの裏)

  4. 再度[...]をクリック、USB-Bootフォルダを選択し[Start]

    $いちの日記(チラシの裏)

  5. フォーマット後、64-128-256GB C300 USB Update 0007.zipをUSBメモリ内に解凍

    $いちの日記(チラシの裏)

    その際、ファイルの上書き保存をするか聞かれるためすべて「はい」にする

  6. ファイル書込み後、再起動しBIOSを開く
    [IDE]モードに設定し、[Boot]をUSBに設定

    $いちの日記(チラシの裏)-002 $いちの日記(チラシの裏)-004

  7. BIOSの設定を保存し立ち上げるとDOS画面になり「yes」と入力後FWのアップデートが始まる

    $いちの日記(チラシの裏)

    Finished.で完了、Ctrl+Alt+Deleteで再起動し再度BIOSを開く

  8. [AHCI]モード、[Boot]をSSDに戻す

  9. 立ち上げ直してファームウェアが0007となっていることを確認

    $いちの日記(チラシの裏) $いちの日記(チラシの裏)

SSDの書き込み削減と容量の節約

インデックスの作成を無効にする

  1. スタート→コンピュータ→ローカルディスク(C:)を右クリックし「プロパティ」

  2. 「このドライブ上のファイルに対し~」のチェックマークを外し[OK]

    $いちの日記(チラシの裏)-index1.png

  3. 「変更をドライブC\、サブフォルダおよびファイルに適用する」を選択し[OK]

    $いちの日記(チラシの裏)-index2.png

  4. [続行]をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-index3.png

  5. [すべて無視]をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-index4.png

復元ポイントを無効にする

  1. スタート→コンピュータを右クリックし[プロパティ]→システムの詳細設定

  2. 「システムの保護」タブを選択
    「ローカルディスク(C:)(システム)」を選択し[構成]をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-復元1.png

  3. 「システムの保護を無効にする」を選択し[OK]

    $いちの日記(チラシの裏)-復元2.png

エラー情報やダンプファイル作成の抑制

  1. スタート→コンピュータを右クリックし[プロパティ]→システムの詳細設定

  2. [起動と回復]の[設定]をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-起動1.png

  3. 「オペレーティングシステムの~」のチェックを外す
    「システム ログにイベントを書き込む」のチェックを外す
    「デバッグ情報の書き込み」を「なし」に設定→[OK]

    $いちの日記(チラシの裏)-起動2.png

仮想メモリを無効にする

  1. スタート→コンピュータを右クリックし[プロパティ]→システムの詳細設定

  2. パフォーマンス項目の[設定]をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-仮想1.png

  3. 「詳細設定」タブの「変更」をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-仮想2.png

  4. 「すべてのドライブのページングファイルの~」のチェックを外し
    Cドライブを選択→「ページングファイルなし」を選択し[設定]をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-仮想3.png

  5. 再起動後、有効となります。

一時ファイルの移動

  1. スタート→コンピュータを右クリックし[プロパティ]→システムの詳細設定

  2. 「詳細設定」タブの[環境変数]をクリック

    $いちの日記(チラシの裏)-TMP1.png

  3. 「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」の[TEMP]、[TMP] の変数の値を
    編集をクリックし「R:\TEMP」(RAMディスク)or「D:\TEMP」に書き換える。

    $いちの日記(チラシの裏)-TMP2.png

  4. RAMディスクについての使用方法は後述

レジストリの変更

[Win]+[R]キーを押して[regedit]と入力し、レジストリエディタを起動

8.3形式ファイル名の自動生成を無効にする

  1. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrnetControlSet\Control\FileStstem
    「NtfsDisable8dot3NameCreation」をダブルクリック

  2. 「値のデータ」を「1」に変更し[OK]

    $いちの日記(チラシの裏)-reg1.png

TimeStampの書き込みを無効にする

  1. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Reliability
    「TimeStamp」をダブルクリック

  2. 「値のデータ」を「0」に変更し[OK]

    $いちの日記(チラシの裏)-reg2.png

コンピュータを再起動する。

ユーザーフォルダをDドライブに移行する

  1. Dドライブに「Users」など分かりやすい名前のフォルダを作成

  2. C:\Users\[ユーザー名]を開き
    アドレス帳、お気に入り、ダウンロード、デスクトップ、マイ ドキュメント
    マイ ピクチャ、マイ ビデオ、マイ ミュージック、リンク、検索、保存したゲーム
    計11個のフォルダをドラッグして[D:\Users]内へコピー

    $いちの日記(チラシの裏)-ユーザー.png

    (desktop.iniファイルはすべてコピーして置き換えるを選択)

  3. C:\Users\[ユーザー名]のコピーしたフォルダを右クリック→プロパティ
    場所タブを選択して移動をクリック→[D:\Users]内へコピーしたものを選択して[OK]

    $いちの日記(チラシの裏)-ユーザー2.png

    新しい場所に移動しますか?と訊かれるので「はい」をクリック
    (ファイルはすべてコピーして置き換えるを選択)

  4. 同じように、他のフォルダーも[D:\Users]内のフォルダへ移動

  5. これでSSDに、OSやアプリケーションソフト以外のデータが保存される事は無くなりました。

その他

覚えておくと便利な機能

Administratorを表示させる

コマンドプロンプトを管理者として実行
「net user administrator /active:yes」で有効
「net user administrator /active:no」で無効

休止状態の無効

コマンドプロンプトを管理者として実行
「powercfg /h off」で無効、「powercfg /h on」で有効

Windows 7 で自動的にログオンする

  1. [スタート] ボタンをクリックし、「netplwiz」と入力

  2. 自動的にログオンするときに使うアカウントをクリック

  3. 「ユーザーがこのコンピューターを~」のチェックをオフにし[OK]

  4. ユーザーのパスワードを2回入力し[OK]

ウィンドウを端に寄せると勝手にサイズが変わるのを無効にする

  1. [Win]+[U]キーを押し、「コンピューターの簡単操作センター」を開く

  2. 下段にある「マウスを使いやすくします」をクリックする

  3. 下段にある「ウィンドウの管理を簡単にします」の「ウィンドウが画面の端に移動されたとき
    自動的に整列されないようにします」にチェックして[OK]


参考リンク:Win 7スマートチューニング | マイコミジャーナル

システムの保護を切っているため、定期的にバックアップを取ることが重要です。
Cドライブのシステムディスクはディスクイメージごとバックアップできるソフトを使用、
ユーザーデータは「users」フォルダなどにまとめて別のHDDへバックアップして管理する
習慣をつけておけば、万が一の時に役立ってくれるでしょう。

関連リンク



コメント

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1 ■有難うございました!

おかげでSSDとHDDの併用設定に成功しました。
快適なSSDライフを堪能出来そうです。
ここまで詳しく分かり易い解説は他には見当たらなかったのでとても助かりました。
ブックマークさせてもらってますのでチョクチョクお邪魔します。
今後とも頑張ってください。応援してますぜ!

2 ■Re:有難うございました!

>こーすけさん
こちらこそ、ありがとうございます。
備忘録を兼ねて、設定したものを手順通りに書いてみたら
ページの内容が長くなってしまい見辛いかもしれませんが…
お役に立てて光栄です。よろしくお願いします!

3 ■助かりますっ

大変分かりやすく簡単に設定できました。
有難うございます。

レジストの変更の
8.3形式ファイル名の自動生成を無効にする
TimeStanpの書き込みを無効にする
についてですが、
これを行うとどうなるか、しなかった時のデメリットなど分からずにやっているので、
その辺の説明をして頂けると幸いです。

あと、Ramdiskですが7zの解凍で・・諦めました;
IOデータのRamPhantom7とかは如何でしょうか?比較して頂けると嬉しいです。

大変役に立ちました。
またお邪魔致します。
これからも良い記事を書いて下さい。
有難うございました。

4 ■>アリーさん

8.3形式ファイル名の自動生成について

 現在のWindows OSのファイル・システムでは、最大255文字までの長いファイル名やフォルダ名をサポートしているが(大文字小文字の違いは無視される)、初期のWindowsやその前身となるMS-DOSでは、いわゆる「8.3形式」の短い名前しか利用できなかった。さすがにこれでは不便なため、その後長い名前も扱えるようにファイル・システムが拡張されたが、互換性のために、長い名前と同時に、内部的には短い名前も保持している。つまり1つのファイルに対して、長い名前と短い名前の両方が付けられている(ただし8.3以下に収まる場合は、両者は一致する)。

 2種類のファイル名を記録するため、若干ではあるが、パフォーマンスが低下するし、ディスク領域も多く必要になる。

引用元:http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1200disable83/disable83.html


TimeStampの書き込みについて

TimeStampのタイプミスでした。
簡単に言うとSSDへの書込みを少なくして、寿命を延ばしてあげる目的です。
「8.3形式ファイル名の自動生成について」と同様の理由です。

参考:http://news.mynavi.jp/column/windows/081/index.html

RAMディスクについては、無料で容量制限のないGavotte RAMDISKを使用していますが
その分、導入に手間とリスクが出来てしまいますね。

RamPhantom7は実際に使用していないのでアドバイスできませんが
製品版のRAMディスクバックアップ機能を任意にON/OFF出来れば便利かと思いますよ。

5 ■丁寧に有難うございます

丁寧な説明有難うございます。
ここで参考にしてよかったです。

7zファイルも解答してみようかなと思います。

ちなみに調子に乗って
Adobe CS5.5 Master Collectionをやってみましたが・・
シリアル番号がダメだって出ました;;

今度は脱獄とか参考にしてみます。

これからもよろしくお願いいたします。
有難うございました。

6 ■参考になりました^^

モーリーです。
SSD搭載モデルのPCを新調して、早速いちさんの永久保存版を参考にチューンアップしてみました^^

Windows7がSSDに対応したとはいえ、まだまだ知識がないと簡単に設定変更ができませんね^^;


私のブログにも、PCセットアップ記事を書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

7 ■助けてください!!

SSDの快適さには感動しているのですが、、、

こちらのページを参考に設定してから気づいたのですが、ローカルディスク内、Documents and Settingsを開こうとすると「このフォルダーにアクセスする許可がありません」と表示されてしまいます。

セキュリティのアクセス許可の設定を変更しようとしても「セキュリティ情報を適用中にエラーが発生しました」と表示されアクセス許可の設定がアクセスできない状態です。
私ごときには手も足も出せません(T_T)

何か間違えたのかわからないのですが、こうなるものなのでしょうか?
対応策があるのならご指導いただければ有難いです。

8 ■Re:助けてください!!

>ハカセさん
エラー内容で検索してみました。アクセス権の設定に問題が有りそうですね。

http://kb2.adobe.com/jp/cps/831/cpsid_83128.html

http://d.hatena.ne.jp/qaze00/20100216/1266237251

http://qanda.rakuten.ne.jp/qa5262457.html

このあたりを参考にして、設定してみて下さい。
焦ると上手く行かないので、余裕がある時にやるのが良いいかと思います。

9 ■Re:Re:助けてください!!

>いち☠さん

ありがとうございました!!所有者の設定をいじくったらアクセス権設定できました!!

ようやく安心できました。

10 ■お助けください。

 参考にさせていただきました。大変分かりやすかったです。

 大変満足しているのですが、1点不具合が起きました。
 それは、仕事で使うソフトをインストールする際に使うsilverlightをインストールできなくなってしまったのです。
 おそらく、C:にTempフォルダがないためのようですが、良い対処方法はございますでしょうか?

 お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

11 ■>さかげんさん

一時的にCドライブ直下に 「temp」フォルダを作成して変更すればOKかと思います。
参考:Google Chromeがインストールできない場合の対処方法
http://ameblo.jp/ichitaso/entry-10764220962.html

12 ■基本的な事かもしれませんが

すべてのアプリケーションはアンインストールしてからこの作業しないといけないのでしょうか? SSDにはWIN7のみでしょうか?

13 ■>やまとさん

アプリケーションをアンインストールする必要はありません。
Win7であればOSがSSDに対応しているので、出来れば新しい方がベターかと思いますよ。

14 ■Re:>やまとさん

お返事ありがとうございました。 早速そのままやってみました。 
Office類が終了できなくなりました・・・
他のアプリも立ち上がるが作業できないとか終了できないとか、殆ど無理でした。 何かを間違ったかもしれませんね^^; 一応やる前にバックアップをしたので、元には戻せましたけどね。 やっぱりド素人はやるもんじゃないのかなw もう少し勉強してからリトライします。

15 ■すごく助かりました。

SSDのことをよく知らずに買ってしまい、とても参考になりました。

更に一つ質問なのですが、
AppDataをDドライブには移せないのでしょうか。
全て移す必要はないのですが、ゲーム等書き込みが激しそうなものは移せるものなら移したいと考えているのですが・・・

16 ■AppDataの移動

先ほど表題の質問を、よく調べもせずにしてしまいました。
調べてみたらシンボリックリンクが使えるということで、すぐに自己解決しました。
お目汚しのコメントになってしまい、すみません。
消してくださって結構です。

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