科学メタンハイドレート、日本海・オホーツクにも存在 浅い場所で広範囲2012.10.30 00:54

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メタンハイドレート、日本海・オホーツクにも存在 浅い場所で広範囲

2012.10.30 00:54
日本海で採取されたメタンハイドレート=29日午後、東京都千代田区の明治大学

日本海で採取されたメタンハイドレート=29日午後、東京都千代田区の明治大学

 次世代のエネルギー源として注目される「メタンハイドレート」が日本近海の広い範囲で、海底下数メートルの浅い場所に存在する可能性があることが新たに分かったと、北見工大と明治大などのチームが29日発表した。オホーツク海や日本海で発見し、回収にも成功した。

 これまでも太平洋を中心に海底下数十~数百メートルで見つかっていたが、極めて浅い場所で見つかったことで、比較的容易に採掘でき、経済的にも優位になる可能性があるという。

 チームが発見したのは、北海道網走市沖のオホーツク海、秋田、山形、新潟、各県沖合の日本海の海底。いずれも沖合30~50キロ程度の場所で、日本の排他的経済水域(EEZ)の範囲内だった。また島根県の隠岐島近辺でも調査を行い、メタンハイドレートが存在している可能性が高いことを確認した。

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北海道・網走市沖の海底から採掘された土の中に白く見えるメタンハイドレート=7月(表層ガスハイドレート研究コンソーシアム提供
2005年の「愛・地球博」ガスパビリオンでのメタン・ハイドレードの燃焼実験 =愛知万博長久手会場
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