京都府で08年、少女に睡眠薬を飲ませ乱暴したとして、集団準強姦と認定され中等少年院送致となった当時18歳の元少年(22)に、京都家裁が11日までに、通常の裁判で「再審無罪」に当たる保護処分取り消しの決定をした。決定は10日付。
元少年側が仮退院後の昨年4月、共謀したとされた知人の無罪判決の記録を新しい証拠として、取り消しを申し立てていた。
元少年の付添人の西村友彦弁護士によると、元少年は09年3月、知人2人とともに逮捕、家裁送致され、同年6月に中等少年院送致となった。
知人2人は起訴されたが京都地裁が10年、1人については無罪とした。