|
2012年10月30日(火) 19:35 |
|
|
白備前のへびが窯だし
今年も残すところあと約2か月です。 来年は、「巳年」ですね。 毎年、次の年の干支の作品を乳白色の備前焼、白備前で制作している窯元で窯だしが行われ、白備前のへびが姿を現しました。
備前市伊部にある木村玉舟さんの登り窯です。 今日は、年に一回の窯だしの日。 窯の中には、白備前で作った来年の干支、へびの作品が眠っています。 木村さんは、干支の作品づくりを18年間続けています。 窯だしの瞬間は、何年たっても不安が胸をよぎります。 窯の中からは、白備前のヘビの置物およそ20点が姿を現しました。 白備前は、鉄分の少ない土を使っているため、焼くと、通常の備前焼よりも白くなります。 今年は、窯だき最終日の今月11日に雨が降ったため、窯の中が程よい湿度になり、つややかな作品に仕上がったということです。 干支の「巳」は探究心や情熱の象徴とも言われています。 木村さんの作品からは、まさに、白備前への情熱が伝わってきます。 この白備前のへび、11月1日から瀬戸内市立美術館で開かれるグループ展で展示されるということです。
|
|