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認知症サポーター養成講座を受講しませんか

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年10月1日更新

認知症になっても、安心して暮らしたい~認知症を学び地域で支えよう

地域や会社などで認知症サポーター養成講座を開催しませんか

認知症サポーター養成講座

 市では、多くの市民に認知症の人やその家族を支えてもらうため、糸島市認知症キャラバン・メイト連絡会と連携し、認知症サポーター養成講座を開催しています。
 サポーター養成講座の講師は、キャラバン・メイト。彼らは、市が地域や学校、職場などから受けた要請に応じ、認知症の人やその家族を支援してもらえるサポーターを育成します。
 認知症は、自分自身の問題であり、家族みんなの問題であり、地域全体の問題です。
 認知症の人やその家族が穏やかに暮らしていくためには、地域などでの支えが大きな力になります。誰もが認知症について正しい知識を持ち、支援の方法を知ることがとても重要です。

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地域や会社などで取り組みませんか

 あなたが所属する地域や会社・団体などで、認知症について学習しませんか。認知症の人やその家族の支援をしたいと考える地域などにキャラバン・メイトが出向き、講師を務めます。
 講座の受講時間は、およそ90分。認知症についての正しい知識や支援の方法を学びます。講座を受講した人は、認知症サポーターとなり、その証としてオレンジリングが配付されます。
 地域や職場などで、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりに参加しませんか。
 開催を希望する場合は、申込書に開催予定日時や参加者数、会場などを記入の上、福祉支援課に申し込んでください。日程等の調整を行い、キャラバン・メイトが講師に伺います。

申し込み・問い合わせ  糸島市 福祉支援課 高齢者福祉係
                  電話  092-323-1111(内線1624)
                  FAX  092-321‐1139

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申込書のダウンロード  認知症サポーター養成講座申込書 [PDFファイル/12KB]

養成講座の受講内容   認知症サポーター養成講座基本カリキュラム  [PDFファイル/7KB]

認知症とは、特別な病気ではありません

誰にも起こり得る脳の病気

 誰もが、最期まで自分らしくありたい、尊厳を持って生きたいと願い、望んでいます。しかし、これを阻み、深刻な問題となっているのが「認知症」です。
 認知症は、誰にも起こり得る脳の病気で特別な病気ではなく、85歳以上の4人に1人にその症状があるといわれています。認知症は、今後、高齢化に伴って増加していくものと予測されます。
 認知症の人が記憶障害や認知障害から不安に陥り、その結果、周囲との関係が損なわれることもしばしば見られ、家族が疲れ切って共倒れすることも少なくありません。
 しかし、周囲の理解や気遣いがあれば、穏やかに暮らしていくことができます。

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認知症とはどういうものか

 脳は、私たちのほとんどすべての活動をコントロールする、大切な司令塔です。その脳がうまく働かなくなれば、精神活動も身体活動もおぼつかなくなってしまいます。
 認知症とは、様々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなるなどして、様々な障害が起こり、生活をしていく上でいろいろな支障が出てくる状態をいいます。
 認知症を引き起こす原因には、いくつかの病気があり、記憶障害や見当識障害など症状も様々です。
 認知症の症状は、本人が漠然と気付いている場合が多くあります。認知症によっては初期であれば治療できるものもあり、早期受診、早期診断、早期治療はとても重要です。

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認知症の人の家族の気持ちを理解する

 認知症介護をしている家族などの気持ちを理解し、どのような支援をすればいいかを考えることは、認知症の人を地域で支える活動に一つとしてとても大切です。
 家族の誰かが認知症になったとき、誰もがショックを受け、戸惑い、混乱します。家族は、認知症になった家族の行動に戸惑い、それを否定し、混乱や家族への怒り・拒絶など、大変な経験することになります。
 その時期をできるだけ早く切り抜け、認知症になった家族を「あるがまま」に受け入れられるようになるためには、介護者の気持ちに余裕を持たせることが必要です。
 介護者の余裕は、介護サービスの利用だけでなく、周囲の理解や支援によって得られるものです。

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認知症サポーターができることとは

認知症の人と家族の応援者

 認知症サポーターは、認知症を正しく理解し、偏見を持たず、温かく見守ることが基本。何か特別なことをやる必要はありません。認知症を理解する認知症の人の「応援者」なのです。
 認知症は、誰もがなる可能性のある病気です。いつ、自分が、家族が認知症になるかわかりません。
 ですから、他人の問題として無関心でいるのではなく、自分の問題、家族の問題、そして地域の問題としての認識を持つこともとても大切です。
 「認知症サポーターとして何ができるか」……一人ひとりがすべて違うように、その対応は一様ではありません。そのことを念頭に、何ができるかを考えることが重要です。

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地域でできる応援・支援

 認知症の人が困っているようであれば「何かお手伝いしましょうか」など、一声かけてみます。たとえ具体的な援助ができなくても、理解者であることを示すことができます。
 認知症介護の家族は「迷惑をかけているのでは」との思いがある場合もあります。「大変ですね、お互い様ですから、お気遣いなく」などのねぎらいの言葉をかけることも大切です。
 その一言で、家族の気持ちはぐっと軽くなるものです。
 より進んだ支援としては、日常のお付き合いの深さに応じて、家族の不在時の見守りなどのお手伝いをするなどもありますが、踏み込みすぎないことも大切です。

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働く場面でできる応援・支援

 地域で働く人の認知症への理解があれば、認知症になっても一人で買い物や食事に出かけることが可能になり、たとえ道に迷ったにしても安全に暮らすことができます。
 日常生活に直接かかわる仕事をしている人たちの認知症に対する理解と協力は、認知症の人たちが地域で生活を継続していくための大きな支えとなります。
 お店などで「認知症の人が安心して買物ができる店」を目指すのも一つの方法。交通機関などが、認知症が原因で迷った人が出た場合のマニュアルをつくるのも、また、一つの方法です。
 そのような対応の積み重ねが、認知症になっても安心して暮らせる地域をつくっていくのです。

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