【ソウル=中野晃】韓国の電機大手2社の今年7〜9月期の決算が26日、出そろった。サムスン電子はスマートフォン(多機能携帯電話)の売り上げが好調を保ち増収増益に。本業のもうけを示す営業利益は3四半期続けて史上最高額を更新した。LG電子は不振だったスマートフォンなどが新製品の投入で伸び、損益が黒字に転じた。
サムスン電子の連結売上高は前年同期比26%増の約52.2兆ウォン(約3兆7700億円)で増収に。営業利益は同91%増の約8.1兆ウォン(約5900億円)で、純利益は同91%増の約6.6兆ウォン(約4800億円)。スマートフォンを軸とする無線事業部門の営業利益が前年同期の約2.3倍に伸び、稼ぎ頭となった。
LG電子の連結売上高は前年同期比4%減の約12.4兆ウォン(約9千億円)で減収。純利益は約1600億ウォン(約120億円)だった。