桑名正博さん葬儀:御堂筋に車列、ファンら別れ…大阪
毎日新聞 2012年10月30日 18時40分(最終更新 10月31日 01時11分)
26日に59歳で死去した歌手の桑名正博さんの葬儀が30日、大阪市阿倍野区の市立葬祭場やすらぎ天空館で営まれ、音楽・芸能関係者ら約1300人が参列した。その後、桑名さんの棺(ひつぎ)を乗せた霊きゅう車や遺影のパネルを掲げたオープンカーが同市中心部の御堂筋を「パレード」し、多くのファンらが別れを惜しんだ。
葬儀委員長を務めた歌手の内田裕也さんが乗り込んだオープンカーを先頭にした車列が、同市北区の大阪市役所前から同市中央区の高島屋大阪店前までを徐行運転。桑名さんのヒット曲「セクシャルバイオレットNo.1」などを大音量で流したり、「桑名正博」の名前のプラカードを掲げたりしながら走り抜けると、「まさやん、ありがとう!」と呼びかける熱狂的なファンの姿も見られた。
沿道で見守った奈良市の河野満さん(36)は「関西を代表するロック歌手で魂が響いてくるような歌が好きでした。こんな形で見送るなんて」と話していた。【出水奈美】