金融の国際会議「Sibos(サイボス)」が29日、大阪市のインテックス大阪で開幕した。世界137カ国から6千人を超す金融関係者が参加し、新興国の経済的な台頭や金融規制に関する90を超えるセミナーなどが開かれる。11月1日まで。
世界の金融機関に取引の通信ネットワークを提供する協同組合「SWIFT(スイフト=国際銀行間通信協会)」(本部・ベルギー)が毎年開く会議。日本では初開催となる。
初日は午前9時半の開幕と同時に、金融機関やIT企業が出展するブースで、参加者同士の商談が始まった。期間中には、日本の3大メガバンクのトップも講演する予定だ。最終日はジャパン・デーと題し、日本の課題や成長戦略に関して議論される。
Sibos開催による経済効果は参加者の宿泊や飲食などで推定100億円。大阪府・市や関西経済界はこの会議をきっかけに、今後も大規模な国際会議や見本市を積極的に誘致していく考えだ。