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仙台空港 始発から運航再開へ10月31日 4時26分
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滑走路の脇で不発弾が見つかり全便が欠航した仙台空港は、夜を徹して不発弾の周りを鉄筋コンクリートの壁で囲む作業が進められていて、予定通りに終われば31日午前7時半すぎの始発便から航空機の運航が再開されます。
仙台空港では、29日夜、空港内の排水路の震災復旧工事の際に作業員が滑走路と並行して走る誘導路の脇で不発弾を見つかりました。この不発弾は太平洋戦争中に米軍が投下したものとみられ、自衛隊が確認したところ、重さ250キロ、長さ1メートル10センチの「500ポンド爆弾」でした。
不発弾が爆発した場合、最大で半径1.1キロの範囲に破片が飛ぶ可能性があるということで、仙台空港では30日に発着予定だった92便すべてが欠航し、自衛隊などが不発弾の周りを高さ3メートルの鉄筋コンクリートの壁や盛り土で覆う作業を行っています。
この作業は31日の午前6時ごろに終わる予定だということで、仙台空港事務所は、作業が終われば、当面の安全は確保できるとして、31日の始発から航空機の運航を再開することにしています。ただ、2本の滑走路のうち1本と誘導路の一部が使えないことから航空機の発着にはいつもより時間がかかり、遅れが出る可能性が高いということです。
今後の不発弾処理のスケジュールについて、31日、仙台空港事務所は、周辺の自治体や自衛隊、警察などと対策会議を開いて住民の避難が必要かを検討して決めることにしています。
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