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科学
理研発見の新元素113番「証明確実」 元素名「ジャポニウム」有力
理研の野依良治理事長は「非常に説得力のある成果だ。新元素発見の証拠が一段と盤石になり、日本初の命名権獲得に大きく近づいた」と話す。
新元素は国際純正・応用化学連合など2機関が推薦する委員でつくる作業部会で審議。理研は今月27日に論文を送付し、年内にも命名権について見解が示される可能性がある。元素名はジャポニウムのほか、原子核物理学者の仁科芳雄氏にちなむ「ニシナニウム」などが候補に挙がっている。
ウランより重い元素は人工的に合成され、米露などが発見にしのぎを削ってきた。113番の元素は米露も発見したと主張しているが、理研チームが示したような崩壊過程での重要な証拠に欠けるという。
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■元素
物質を構成する原子の分類。114種が国際認定済みで、最も重いものは原子番号116。113のほか米露が115、117、118を発見したと主張している。
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