橋下市長、石原都知事の“投げ出し辞職”を擁護

　任期途中で都知事を辞職する石原慎太郎氏への投げ出し批判について、新党「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長（４３）は２９日、退庁時の会見で「キチンと別の目標があって辞めるわけですから。任期を全うすることが政治家の仕事ではない」と石原氏を擁護した。

　自身の市長辞任→国政転出も肯定することになるのでは、との質問には「まだまだやることは山ほどある」。納得するまで市長を続ける意向を示したが「一般論として有権者の支持さえ受ければ、政治家が次のステージに上がるのは当たり前」と含みを持たせる発言も。

　一方、登庁時会見では、維新の次期衆院選候補となる第１次公募の合格者１５５人について「かなり優秀。今までの国会議員の雰囲気を変えるメンバーになったと思う」と、第三極の政党として現政権に宣戦布告した。