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三菱自 中国の減少分を東南アで補う10月30日 21時39分
「三菱自動車工業」は日中関係の悪化を受けて、今年度の中国での販売計画を40%余り引き下げた一方、東南アジアでの好調な販売で、減少分を補えるという見通しを明らかにしました。
「三菱自動車」は30日の記者会見で、今年度の中国での販売計画を42%引き下げ、4万2000台に改めたことを明らかにしました。
その一方で、タイやインドネシアなど東南アジアでの販売が伸びていることから、来年3月までの1年間の営業利益は、3か月前に示した見通しの800億円を確保できるとしています。
会見で益子修社長は「中国についてはかなり慎重に見ざるを得なかったが、東南アジア全体で販売計画を支えたい」と述べました。
また「富士重工業」も30日の記者会見で、ことし12月までの1年間の中国での販売計画を35%引き下げておよそ4万台に改めましたが、アメリカや日本国内での販売が好調なことから、今年度の営業利益の見通しを2か月前に示した670億円から820億円に上方修正しました。
両社は、全世界に占める中国での販売台数がいずれも10%に満たないこともあり、減少分をほかの地域で補えた形ですが、中国での販売が20%を超える「ホンダ」は、今年度の営業利益の見通しを1000億円下方修正しており、明暗が分かれています。
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