自分が通いなれていると思っていた街にも新たな発見がありました。
今回、桜田通りだけでもそうだったのですから、虎ノ門全域だとどれほどでしょう。
「用事がない」を理由に自分の視野を狭めることなく、いろいろなところに行けたらいいなと思います。
と、散歩して新しい発見があって…ということで終われば、ちょっといい話っぽく終わりますが、まだ話は少しだけ続きます。
■初心にかえって、「しょくば探訪」
そもそも、何故用事がない場所として虎ノ門を選んだのか。
最初は「逆win-winの関係」などと頭の悪いことを言ったことに象徴されるように、理由の基準に「会社」があったはずなのに、これではすっかり普通のお散歩です。
これでは虎ノ門でも霞ヶ関でも日比谷でも変わりません。
初心にかえって、何の用事も仕事もないのに会社へ行ってみます。
幸い、私は虎ノ門以前に働いていた箇所が3箇所ありますので、そちらをあたってみることにしました。
(1)(元)日比谷で働くオタエルのブログ
最初に登録したとき、このブログはこんなタイトルでした。
虎ノ門の前は日比谷で働いていたのです。
虎ノ門交差点を桜田通りを反対方向に進むと霞ヶ関になりますが、霞ヶ関を(虎ノ門から見て)新橋方面へ進むと日比谷になります。
秋めいてきました
霞ヶ関〜日比谷での発見:
霞ヶ関あたりをフラフラさまよいつつ建物に入りたそうな顔をしていたら、警備員さんに止められる。
思えば、日比谷で働いてたときに得た知識は、現在の私の基礎になっていると言える気がします。
ツンデレ、ヤンデレ、素直クール、絶対領域、ニーソ、スク水…
いろいろな単語を覚えたのは日比谷の会社でした。
※意味の分からない方、調べないでいい知識です。
大福と茶まんは公園内で頂きました。
上司とプロレス観戦するという体験を初めてしたのも、日比谷の会社でした。
うず芋とねぎクッキーも美味しかったです。
セキュリティーカードがなければ中には入れませんが、エントランスまでは入れるはずです。
エントランスのキャラクターのパネル(エンタメ系企業だったので、そんなものもありました)と一緒に記念撮影して逃げ帰ろう、そう思っていたのですが。
紅葉を背景に水を吐き出す鶴の噴水
関係ない写真ばかり載せて心を和ませていますが、結果はこちらでした。
もぬけの殻ふたたび
扉が閉ざされると、どこか寂しげな雰囲気が漂います。
それは、思い出の中の風景と比べてしまうからなのでしょう。
ちょっとポエムっぽい雰囲気でまとめようと思いましたが無理でした。
(2)(元)六本木で働く(以下略)
日比谷の前は六本木で働いていました。
六本木なんて、仕事が無ければまず来ることのない街だと思います。
街ごとに集う人間にも特徴があると思いますが、六本木駅近辺で六本木らしからぬ人を見かけたら、大抵その会社の人でした。どっちかというと秋葉原っぽい感じの人たち。
きっと私も、「こいつアキバっぽいな…やっぱりこの会社か」とか思われていたのでしょう。
結論から言うと、私が働いていた頃のビルではありませんが、私がやめる直前に移転することが決まっていたビルには今もいました。
ただ、入り口の自動扉をくぐることにまでは成功したのですが、ビビりなのでそのままUターンして出てきてしまい、自分撮りでは入って出てくるところなど撮れませんので何の記録も残っていません。
私が入る時にすれ違った人が、不審者を見るような目で私を見ていたのが印象に残っています。
六本木での発見:
東京ミッドタウンにある人形でできたクリスマスツリーには、
全体像
サンタさんに混じって大黒様がいる。
拡大
(3)(元)渋谷で(以下略)
渋谷で働いていたのは、仕事を始めたばかりの頃です。
早く一人前になりたいと一生懸命だったことを思い出します。
と思い出を美化してみましたが、実際そこまで一生懸命だったのかといえば疑問が残ります。
給料が逆の意味で破格だったので、買い物とか全然しなかったことは覚えています。
そう考えると、自分ではあまり気付きませんでしたが、今は贅沢になっているのかもしれません。
などと考えているうちに、会社の入っていたビルに着きました。
渋谷駅から徒歩約10分。
会社の場合駅から10分歩くと遠いと感じますが、自宅は最寄り駅から徒歩20分でも特に遠いと思わないことを不思議に思いつつ、中へ入ってみます。
ブルータス、お前もか。
他の会社も微妙に入れ替わっている気がしますが、私の元職場は確実にありません。
4戦で1勝3敗ってどうなんでしょう。
別に移転するのは悪くありませんが、皆示し合わせたように移転しすぎじゃありませんか。
■まとめと反省
私は、応援していたバンドは解散し、好きなアーティストもたまに活動停止し、好きなアイドルはグループ内で目立たないポジションしか与えられず、バイト先はつぶれ、父の勤務先も経営破たんするという、関わるものがすべてろくな末路をたどらなくなるデスノートの持ち主だったようです。
ノートというよりは、私が関係したと認識した時点で発動するデス脳と言えます。
美味しい食べ物でも私が写真を撮ると不味そうに見えてしまうのは、食べ物やお店の評判を下げようとするデス脳効果です。
しかも、デスノートのように意図して殺そうとしているわけでもないのに発動してしまうのが恐ろしいところです。
きっとバブルが崩壊して以降日本の景気がいまいちパッとしないのは、私が日本に生まれてしまったせいだと思います。
元職場の皆さん、好きなバンドやアイドルやアーティストの皆さん、日本国民の皆さん、本当にすみませんでした。
ライバル企業を不利な状況に導きたいと考えている企業の方は、私をスパイとして送り込むといいと思います。