【ソウル聯合ニュース】韓国広報専門家として知られる誠心女子大学教養教育院の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授が留学生と共に日本の主要大学40校に旧日本軍の従軍慰安婦問題を訴えるポスター1万枚を掲示した。
徐教授は29日、留学生50人と共に3週間かけて日本の主要大学に従軍慰安婦問題に対する謝罪を求めるポスターを掲示したと明らかにした。
従軍慰安婦問題を訴えるポスター1万枚を掲示した徐教授=(聯合ニュース)
東京大学、京都大学、岡山大学、大阪大学、立教大学など40校の掲示板や学生食堂、寄宿舎、大学前の飲食店などに掲示したという。
「DO YOU REMEMBER?(覚えていますか)」と題したポスターは、1970年代に当時の西ドイツのブラント首相がポーランド・ワルシャワのユダヤ人虐殺被害者慰霊碑前でひざまずいて謝罪している写真をデザインしたもの。
写真の上には「ブラント首相の謝罪が欧州の平和に大きく寄与した。元従軍慰安婦のハルモニ(おばあさん)たちは日本が心から謝ることを待っている」という内容が英文で書かれている。
今年5月、米紙ニューヨーク・タイムズに掲載された全面広告と同じデザインで、今月からはニューヨーク・タイムズスクエアの大型看板に掲示されている。
もう一つのデザイン「DO YOU HEAR?(聞こえますか)」は昨年12月に米紙ウォールストリート・ジャーナルに掲載した全面広告と同じものだ。在韓日本大使館前で従軍慰安婦問題解決を求め毎週水曜日に行われる「水曜集会」の様子を撮影した写真が掲載されている。
徐教授は「対話と常識が通用しない日本政府を相手にするより、日本の将来を担う大学生を相手に従軍慰安婦問題を伝え世論を形成していきたいと考えポスターを掲示した」と説明した。
また、米国と欧州の主要大学でも同様に従軍慰安婦問題のポスターを掲示していく計画だとしている。
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