京都大学の川本竜彦助教は岡山大などと共同で、火山噴火で噴出するマグマの生成に関して新説を提唱した。地球内部で液体と気体の性質を併せ持つ「超臨界」という現象が起こっているとし、これまで説明しきれなかった疑問点を補うという。新説の提唱は約50年ぶりになる。研究成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に30日掲載される。
地上に噴出したマグマは火山岩となり山を形成する。地球を卵の殻のように覆うプレート(岩板)が内部に沈み込む過程で、プレート内の水分がきっかけとなってマグマができる説とプレートそのものが溶けてマグマになるという2つの説が1960年代から提唱されていた。
2万5千気圧、セ氏700度といった超高温高圧で地球内部の状態を再現できる装置を開発。超臨界状態の流体が発生してマグマの生成につながっていることを新たに突き止めた。火山岩の成分分析から、従来の2説では説明不十分だった点を解消できるという。
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