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改正暴力団対策法が施行 取締り強化へ10月30日 6時22分
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暴力団との関係を断とうとする企業などを狙った襲撃事件が相次いだことを受けて、襲撃に関与したと判断された暴力団を新たに指定し、所属する組員が不当な要求をしただけですぐに逮捕できるようにすることなどを盛り込んだ改正暴力団対策法が30日施行されました。
警察は年内にも福岡県の暴力団、工藤会などを指定し、取締りを強める方針です。
暴力団との関係を断とうとする企業や役員の自宅などが襲撃される事件は、去年から福岡県を中心に40件以上相次ぎ、このうちことし8月以降は飲食店の経営者などが刃物で切りつけられる事件も起きていますが、実行犯が検挙されたのは4件にとどまっています。
施行された改正暴力団対策法では、実行犯が特定されなくても襲撃に関わったと判断された暴力団を「特定危険指定暴力団」に指定し、所属する組員が被害を受けた企業の周辺などで不当な要求をしただけですぐに逮捕できるようにします。
また、対立抗争で住民に危険を及ぼすおそれのある暴力団を「特定抗争指定暴力団」とし、相手の組員の関係先をうろつくなどしただけで逮捕できるようにします。
警察は襲撃に関わった疑いがある暴力団の「工藤会」や、対立抗争を起こした「九州誠道会」と「道仁会」を年内にも指定し、取締りを強化する方針です。
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