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経済
【ビジネスの裏側】外資系4高級ホテルが関西進出 成否を左右…支配人の引き抜き合戦
来年夏から平成26年にかけて関西に世界的に有名な4ホテルが相次いで開業する。ホテル間競争も注目されるが、ホテルマンにとって最大の関心事は水面下で進むスカウトだ。新しいホテルが開業すると、現場を仕切る支配人クラスをヘッドハンティングするのが業界の通例。今回は一流ホテルばかりで、新しいポストをつかむ千載一遇のチャンスだが、そこには「これだけはやってはならない」という業界の“オキテ”もある。
トップを切って「インターコンチネンタルホテル大阪」が来年初夏、JR大阪駅北側の「うめきた」(大阪市北区)に開業する。215室の客室と中長期滞在者向けの57室をもつ。続いて日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(同市阿倍野区)に「大阪マリオット都ホテル」(360室)が26年春に開業する。
一方、京都ではホテルフジタ京都の跡地(京都市中京区)に、「ザ・リッツ・カールトン京都」(136室)が同年春に、東山区に「フォーシーズンズホテル京都」(186室)が同年冬にオープンする。
渡り歩くのが当たり前
「新しいホテルができると聞くと、ウズウズしますよ」と、ある大手ホテルチェーンに務めるベテランのホテルマン(52)。これまでに5つのホテルを渡り歩いた。
ホテルマンの世界は一般のサラリーマンと違い、いくつものホテルを渡り歩くのがごく普通だ。経験を積みながら腕を磨き、自分の腕を頼りに次のステージをめざす。一流ホテルに勤務すれば、当然その分だけ箔がつく。
(次ページ)人脈、オキテで決まる超一流の世界
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