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仙台空港で不発弾 定期便全便欠航
10月30日 10時1分

仙台空港で不発弾 定期便全便欠航
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29日夜、仙台空港の滑走路の近くの工事現場で、戦時中にアメリカ軍が投下したとみられる不発弾が見つかり、空港事務所などでは、30日の全便を欠航して滑走路を閉鎖し、不発弾の処理の方法を自衛隊などと協議しています。

国土交通省仙台空港事務所と警察によりますと、29日午後10時15分ごろ、仙台空港のターミナルビルから1.2キロ余り離れた滑走路の近くで、排水路の震災復旧工事に当たっていた作業員から、「不発弾らしいものがある」と連絡がありました。
警察が現場を調べたところ、長さ3000メートルの滑走路と平行する誘導路の脇の地下50センチほどのところから不発弾のようなものが見つかり、陸上自衛隊が確認した結果、戦時中にアメリカ軍が投下したとみられる長さ1メートル10センチ、直径が35センチの500ポンド爆弾と分かりました。
このため、仙台空港事務所では滑走路と誘導路を閉鎖し、不発弾の処理方法などについて陸上自衛隊や警察、それに地元の岩沼市などと協議しています。
この影響で、航空各社は仙台空港を離着陸する30日の92便をすべて欠航することを決めました。
仙台空港を管轄する岩沼市の広域消防本部によりますと、不発弾が爆発した場合には最大で1100メートル四方に破片が飛ぶ可能性があるということです。
空港周辺には住宅や工場が建ち並んでいて、消防では岩沼市の対策本部とともに、どれくらいの範囲で住民などを避難させるか検討しているということです。

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