今月２６日に呼吸不全で亡くなった歌手の桑名正博さん（５９）の通夜が営まれ、参列者が別れを惜しみました。

桑名さんの通夜には、音楽関係者やファンなど約７００人が参列しました。

桑名さんは今年７月、脳幹出血で倒れ、闘病生活を続けていましたが、今月２６日に呼吸不全のため亡くなりました。

通夜では桑名さんの曲が生演奏されました。

【オール阪神さん】
「良く頑張りました、お疲れさまでした。我々の青春をありがとうございます」

【内田裕也さん】
「本当に良いやつというと月並みですが、すごく個性あふれるロックンローラーです」

【桑名さんの長男・美勇士さん】
「後にも先にもこんなお通夜があるのかなという感じですが、やはり本人はどこまでいってもお祭好きやから、すごくふさわしいお通夜になっている」

桑名さんの葬儀は、３０日の午前１１時半から行われます。

百貨店で客のカバンから財布を盗んだとして８０歳と７２歳の姉妹が逮捕されました。

逮捕されたのは８０歳の駒崎惠美子容疑者と妹で７２歳の妙子容疑者で、２人は今月２６日、大阪市北区の阪急百貨店地下の食料品売り場で、客のカバンから７千円が入った財布を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと２人は「真打」と呼ばれる実行役と、周りから見えないようにガードする「幕」と呼ばれる役に分かれて犯行に及んでいて、捜査員の間では、スリの常習犯「駒崎姉妹」として知られているということです。

調べに対して姉の惠美子容疑者は容疑を否認していますが、妹の妙子容疑者は容疑を認めています。

29日未明、堺市内で約１時間の間に不審火が５件相次ぎました。
そのうちの１件で、火をつける女の姿が、防犯カメラに映っていました。

防犯カメラに映った夜道を歩いてくる女。

おもむろに立ち止まると…、道に置かれていた「のぼり」から火が。

女はすぐに立ち去りますが、のぼりが燃え上がっているのを確認するように、一度だけ振り返ります。

別の防犯カメラには、この直前、ビルに出入りする女の姿が映っていました。

29日午前２時20分ごろ、堺市北区東浅香山町の歩道に設置されていたのぼりが燃やされ、通報を受けて駆けつけた警察官によって消し止められました。

【被害に遭った会社の人】
「朝、出勤して驚いているというのが一番。迷惑かかっているので、やめてほしい」

警察はこの映像の提出を受け、映った女の捜査を始めています。

【記者】
「こちらのカメラに映りこんだ女は、何食わぬ顔をして東の方向に立ち去って行きました」

さらに、女が向かった東の方向では、看板や自転車の前かごが燃える不審火が確認されるなど、約1.5kmの範囲で、わずか１時間の間に起きた不審火は５件にのぼります。

いずれもけが人はいません。

警察は、同一犯による放火の疑いが強いとみて、防犯カメラに映った女の行方を追っています。

関西電力は、今後も原子力発電所が再稼働できない状態が続くと財務状況が悪化するとして29日、「電気料金の値上げを検討する」と発表しました。

【関西電力・八木誠 社長】
「苦渋の選択として、電気料金の値上げについて、具体的な検討を開始しました」

険しい表情でこう話した関西電力の八木誠社長。

これまで否定し続けてきた電気料金の値上げについて、ついに検討することを表明しました。

関西電力は原子力発電の代わりに使用した火力発電の燃料費がかさんだことなどから、今年度上期がグループ全体で1167億円の赤字になりました。

そして「今後も原発が再稼働できない状況が続くと財務体質が悪化する」として、家庭や企業などすべての利用者の電気料金の値上げを検討すると発表しました。

具体的な値上げの時期や幅については「今後の経営状況と原発の再稼働の状況を見極めて判断する」としています。

【関西電力・八木誠 社長】
「人件費を含めて、広告費や研究費や寄付金なども含めて、聖域を設けず、可能な限りの効率化に最大限の努力をした上で、料金を検討して参りたい」

【利用者】
「値上げねェ。困ったもんだな。今でも高いかなと思う」
「すぐ庶民に押し付けてけしからん」
「関電が（コスト削減を）考えないといけないことはいっぱいあると思う。全てがすぐに国民負担になって、値上げ値上げというのはおかしいですよね」

東大阪のこちらの金属加工会社は、去年、節電のために数百万円をかけて、エアコンや水銀灯を省エネタイプに買い替えました。

月10万円ほど電気代が節約できましたが、値上げされれば買い替えの意味がなくなるといいます。

【丸大精密・大本和儀 社長】
「町工場としては、コスト削減の中取り組んでいるなか、仮に月10万円上がった年間120万円…。困りますね」

また、蛍光灯の間引きなどで電気代の削減に取り組んできたペンチメーカーは…。

【フジ矢・小谷幸宣 取締役】
「（給料も）我々、中小企業からしたら高い。裾野の方の意見を聞いて、企業努力してほしい」

「聖域なきコスト削減で値上げの理解を得たい」とする関西電力。

家庭向けの電気料金については、経済産業省が妥当性を審査します。

尼崎市の連続死体遺棄事件で、行方不明になっている54歳の男性が５年前に角田美代子被告の元から東京に逃げ出した時の様子を、男性の知人らが語りました。

角田美代子被告の周辺では、尼崎市の住宅で遺体で見つかった３人のほか、５人が行方不明となっています。

そのうちの一人、橋本次郎さん（54）は、５年前に東京に逃げ出していたことがわかりました。

【東京の知人】
「逃げてきたような言いっぷりをしていたね。どうして逃げてきたかそういう話はしないけど。小さい鞄１個に紙袋を提げて…」

【記者】
「東京に逃げてきた橋本次郎さんは、仕事をしながらこちらのマンションで生活していました」

橋本さんは知人の紹介で仕事を初め、足立区のマンションに入居しましたが、斡旋した不動産業者がその時の様子を覚えていました。

【不動産業者】
「身分証が手元に無かったり、自分の電話番号とか緊急連絡先の方の名前とか、そこで止まるというか、割と急いでいる様子もありましたので、特に印象に残っています」

しかし３年前、橋本さんは角田被告らにマンションを突き止められ、連れ戻されたということです。

角田被告の関係者は「橋本さんは尼崎市内の貸倉庫でドラム缶にコンクリート詰めにされ、岡山県の海に棄てられた」と証言していて、警察は近く、岡山県の海を捜索することにしています。

また、２００５年に沖縄で転落死した橋本さんの兄について関係者が「角田被告の指示で妹の三枝子被告と結婚させられた」と証言していることがわかりました。
橋本さんの兄が転落死した後にはおよそ９０００万円の保険金が角田被告らに渡っていて、警察は保険金目的だった疑いがあるとみています。

開業から11年となる大阪市の『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』の入場者数が29日、１億人に達しました。

「ＵＳＪ、１億人目のゲストが入場されました！」

『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』の１億人目の入場者は、東京都世田谷区から家族と遊びに来た山下裕美子さん（41）でした。

人気キャラクターのスヌーピーやエルモから山下さんや娘の澄夏ちゃん（６）に、１年間いつでも入場でき、並ばずにアトラクションに乗れる特別の入場券がプレゼントされました。

【山下さん】
「めちゃくちゃ恥ずかしいです」
「東京なんですけど、しょっちゅう帰ってこないかんなって感じです」

ＵＳＪの入場者数は、開業した2001年度の1102万人がピークで、年間860万人台前後で推移してきました。

ことしは新しくできたアトラクションエリアが好評で、上半期は前の年の同じ時期と比べて２割増しとなる約490万人が来場しています。

ＪＲ大阪駅の構内に31日オープンする西日本最大級のエキナカ商業施設、『エキマルシェ大阪』の内覧会が開かれました。

ＪＲ大阪駅の西側、「ＧＡＲＥ大阪」の跡地に82店舗が出店するエキナカ施設、『エキマルシェ大阪』。

このうち50店舗が関西のエキナカ初出店で、売り場面積は西日本最大級です。

改札を一歩出ると、ファッションや生活雑貨、そしてスイーツと、デパートをギュッと凝縮したフロア構成になっています。

メインターゲットは20代から30代の働く女性。

「大人のみちくさ」というコンセプトで、持ち帰りの惣菜販売や、グルメゾーンも充実しています。

【エキマルシェ大阪・石田宏輝 館長】
「駅をもっと便利に快適にしていきたい。エキマルシェは駅の中なので、朝・昼・夕方・晩といろんなシーンで使ってほしい」

2003年に始まった大阪駅開発プロジェクトの目玉のひとつ『エキマルシェ大阪』は、31日午前10時に開業します。

去年５月、堺市で事務所荒らしをして、逃走する際に警察官にけがをさせたとして起訴された男が、他にも窃盗を繰り返し、その被害総額がおよそ３億４０００万円にのぼることがわかりました。

大阪府岸和田市の無職・今川健一被告（４２）は、去年５月、堺市西区の会社事務所で現金を奪って逃走する際、駆け付けた警察官を転倒させて重傷を負わせた強盗致傷の罪で起訴されました。

警察などのその後の調べで、今川被告は、おととし１０月から去年９月までの間に大阪など７府県で飲食店やブランド店で窃盗を繰り返していたことが、わかりました。

被害は現金や時計などおよそ３億４０００万円あまりにのぼります。

今川被告は「借金返済や覚醒剤に使った」と供述しています。

西国三十三ヶ所巡りの第一番札所として知られる、和歌山県の「那智山青岸渡寺」では早くも来年の「開運暦」の発送が始まりました。

お寺の境内では、僧侶や職員さんらが出来上がったばかりの開運暦を手際よくかつ丁寧にひとつひとつ封筒に入れてゆきます。

北海道から沖縄までの信者およそ１万９０００人に送られるこの「開運暦」には、来年の運勢や吉凶の方位などが掲載されています。

信者のほかにも希望者には１部３００円で発送するほか、新年には参拝者にも販売されます。

尼崎市の連続死体遺棄事件で、沖縄で転落死した角田美代子被告の妹の夫について、関係者が「角田被告に結婚させられた」と証言していることがわかりました。

角田美代子被告（６４）の周辺では、３人が遺体で見つかり、５人が行方不明となっています。
一方、角田被告の義理の妹、三枝子被告（５９）の夫は、沖縄県で転落死していますが、自殺を強要されたという証言があります。
その後の調べで、角田被告の関係者が「三枝子被告の夫は角田被告の指示で結婚させられた」と証言していることが分かりました。
夫の死亡後には保険金およそ９０００万円が角田被告らに渡っていて警察は保険金目的だった疑いもあるとみて、一連の経緯を調べています。

また、行方不明の５人のうちの１人橋本次郎さん（５４）は「ドラム缶にコンクリート詰めにされ岡山県の海に棄てられた」との証言があり、警察は今週にも海を捜索する方針です。

和歌山県新宮市に観光のために来ていた７３歳の男性が２７日から行方不明になっていて、警察など１００人態勢での捜索が行われています。

行方不明となっているのは香川県高松市に住む竹内功さん（７３）です。

竹内さんは２７日、仲間１４人と新宮市の神倉神社に参拝するために山登りをしている途中で行方がわからなくなりました。

２９日朝も警察と消防が１００人態勢で捜索を続けていますが、依然、竹内さんの行方はわかっていません。

【竹内さんの息子】
「当然心配です」
「正直言って何が何やら分からない状況なので」

竹内さんは身長およそ１５５センチで、黒っぽいジャンパーに白っぽいズボン姿で、黒い帽子にめがねをかけていたということです。

捜索は日没まで続けられるということです。

２９日未明、兵庫県尼崎市のマンションの１室で火事があり、焼け跡から住人の男性とみられる遺体が見つかりました。

２９日午前３時５分頃、尼崎市南塚口町８丁目のマンションの一室で火が出ていると近所の男性から１１９番通報がありました。消
防が駆けつけ消火にあたり火は約５０分後にほぼ消し止められましたが、この火事でマンションの３階の１室１２平方メートルが全焼し焼け跡から１人が遺体で見つかりました。

【通報した男性】
「外を見たら燃えていて部屋中火の海なっていた」

住人の男性と連絡が取れないことから警察はこの部屋に一人で住む植地浩志さん（５８）とみて遺体の身元の確認を急ぐとともに、２９日朝から実況見分を行い、詳しい出火の原因を調べています。