トイレ型ゴールキーパー:TOTOが競技場で公開
毎日新聞 2012年10月29日 13時15分(最終更新 10月29日 13時31分)
住宅設備機器大手のTOTO(本社・北九州市)は28日、名前が似ているサッカーくじのtotoとのコラボ企画で誕生したマシン「世界最強のトイレ型ゴールキーパー」を北九州市八幡西区の本城陸上競技場で公開した。
totoは日本スポーツ振興センターが運営。TOTOと同センターが取り組む環境キャンペーン「トートートトト」の話題作りとして製作した。
TOTOがオフィシャルスポンサーを務めるJ2ギラヴァンツ北九州戦の前座でデビュー。ボールを蹴ると高速カメラと赤外線で軌道を判断し、便器から飛び出すボールでゴールを阻止する仕組みで、3000回以上の実験を重ね、球筋のデータを蓄積した。
だが、屋外での実験データはなし。天候や風などの影響を受けたためか、約30人の挑戦に対しボールを当てて阻止できた相手はわずか1人だった。「世界最強」にはほど遠い結果だが、開発担当者は「今後、さまざまなイベントで経験を積んで阻止率100%を目指したい」と、「未完の大器」の将来に期待を寄せた。【高橋克哉】