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LNG確保 モザンビークに技術協力
10月28日 6時4分

LNG確保 モザンビークに技術協力
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原発の運転停止に伴って需要が増えている、LNG=液化天然ガスの安定確保に向けて、政府は、大規模なガス田が相次いで確認されているアフリカのモザンビーク政府との間で、近く覚書を交わし、ガスを本格的に生産するための技術協力を行うことになりました。

アフリカ南東部のモザンビークでは、去年、日本の年間輸入量の15年分の埋蔵量が見込まれるガス田など、大規模なガス田が相次いで確認されていますが、生産技術の遅れなどから、本格的な生産には至っていません。
こうした状況の下、日本政府は、モザンビークでガス田の掘削や調査などの技術協力を行うことで現地政府と合意し、近く覚書を交わすことになりました。
覚書では、ガス田開発のノウハウを持つJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構が、モザンビークの政府関係者に掘削や探鉱の技術に関する長期の研修を行うことなどが柱になっています。
日本では、原発の運転停止に伴って、火力発電に使うLNGの消費が増えていることから、政府は今回の覚書をきっかけに、今後、生産基地を整備するなど、協力分野を広げて、モザンビークをLNGの安定的な調達先としたい考えです。

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