中国とASEAN=東南アジア諸国連合は、中国と一部の加盟国が領有権を争っている南シナ海問題について話し合うため、タイのパタヤで非公式の会合を開きました。
中国とASEANの非公式会合では、南シナ海問題の平和的な解決に向けて、国際法に基づいた拘束力のあるルール「行動規範」を策定する協議を始めるため、事務レベルでの意見交換が行われました。
タイ外務省・広報担当者:「中国は行動規範の将来的な策定に向けた議論を導くために、相互信頼を築く対話を継続することを望んでいる」
タイの代表は「有益な会議だった」と述べていて、中国との協議開始に向けた信頼醸成の雰囲気づくりを優先した形ですが、協議の開始時期など具体的な議論には踏み込んでいません。