民主党兵庫県連が27日に臨時常任幹事会を開き、次期衆院選兵庫3区に新人で神戸市議の横畑和幸氏(40)を擁立する方針を決めたことが分かった。同県連関係者が29日、明らかにした。一方、同区選出の現職で昨年3月に離党した土肥隆一氏は同日、取材に対し、次回も民主党公認か推薦を受けて立候補する考えを示し、県連の対応について「事前の相談がなかった」と反発した。
土肥氏は、島根県・竹島の領有権主張を中止するよう政府に求める文書を韓国議員とともに発表した責任を取って離党。県連はこれを受けて後継候補を決めた。ただ、離党者続出で衆院過半数割れに危機感を強める民主党執行部は、土肥氏に会派復帰を働き掛け、16日に実現したばかり。県連は近く横畑氏を公認申請する方針で、執行部は対応に苦慮しそうだ。
[時事通信社]