CcとBccを使って宛先を指定

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メールを送信する時にメールの送信先は「To」に指定します。ただ同じメールをコピーとして他の人に送信しておきたい場合に使われるのが「Cc」と「Bcc」です。

「Cc」はカーボンコピー(Carbon Copy)の略で本来の宛先ではないけれど同じメールを送っておきたい相手を記載します。例えばお客さんにメールを送信する時、本来の宛先である「To」はお客さんのメールアドレスですが「Cc」に上司のメールアドレスを指定することでお客さんに送ったメールと同じ内容を上司にも送信することができます。

「Bcc」はブラインドカーボンコピー(Blind Carbon Copy)の略で「Cc」と同様に本来の宛先ではないけれど同じメールを送っておきたい相手を記載します。「Cc」との違いは「Cc」の場合は届いたメールに「Cc」のあて先が記載されていますが「Bcc」を使った場合には届いたメールを見ても「Bcc」に記載されたメールアドレスが表示されません。その為、送信者が誰にコピーを送っているのか送信するメールには表示させたくない場合に使用します。(後で実際のサンプルを表示します)。

では実際に試してみます。新規メール画面を表示して下さい。(「新規メールの送信」を参照して下さい)。

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「To」の下に表示されている「Ccを追加」と書かれたリンクをクリックして下さい。「Cc」を登録するテキストボックスが表示されます。

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同じように「Bccを追加」と書かれたリンクをクリックして下さい。「Bcc」を登録するテキストボックスが表示されます。

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使い方は「To」の場合と同様にメールアドレスを入力して下さい。複数のメールアドレスを指定する場合はカンマ(,)で区切って入力します。今回は例として次のように入力しました。

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「送信」ボタンを押してメールを送信します。この時、「To」「Cc」「Bcc」に指定されたメールアドレス宛にまったく同じメールがそれぞれ送信されます。

送信済みトレイに残っているメール

「Cc」や「Bcc」を使用した場合にメールがどのように届くのかを確認してみます。まずはメールを送信した人の「送信済みメール」に残っているメールを確認してみます。

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「送信済みメール」の中から先ほど送信したメールをクリックして開いて下さい。

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「詳細を表示」と書かれたリンクをクリックして下さい。

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このように送信したメールを見ると「To」は誰宛で「Cc」や「Bcc」は誰宛てに送ったのかがはっきり分かります。送信者は自分が作成したメールですので誰宛に送ったのか分かっても問題ありませんし、メール送信の記録なので分からなければ逆に問題です。

送信先に届いたメール

次は送信した先に届いたメールを確認してみます。

メールを送信すると「To」「Cc」「Bcc」に指定した宛先にまったく同じ物がそれぞれ届きます。では「To」に指定したメールアドレス宛に届いたメールを開いて見てみます。

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「詳細を表示」と書かれたリンクをクリックして下さい。

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届いたメールを見てみると「To」や「Cc」に指定されたメールアドレスは分かりますが「Bcc」にはどのメールアドレスを指定したのか表示されないため分かりません。「Bcc」が指定されたかどうかも分かりません。

このように「Cc」には誰に送信したのか分かっても問題無い宛先を指定し、「Bcc」には誰に送信したのか知られたくない宛先を指定する場合に使用します。

( Written by Tatsuo Ikura+ )