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薬局で糖尿病の簡易検査 徳島10月29日 12時52分
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糖尿病の早期発見と予防の研究を進めようと薬局を訪れた客に無料で血液の簡易検査を行う取り組みが29日から徳島県で始まりました。
この取り組みは、徳島県の糖尿病による死亡率が全国で最も高いことから茨城県の筑波大学と徳島文理大学が共同研究の一環として試験的に行うものです。
取り組みは徳島県内の10の薬局で一斉に始まり、このうち徳島市内の薬局では訪れた客に薬剤師が血液の簡易検査を呼びかけました。
客は自分の指に細い針を刺して僅かに血液を採り、専用の機器にかけて糖尿病の指標となる「ヘモグロビンA1c」の数値を測定しました。
結果は6分ほどで分かり予想以上に高い数値が示されると、客は驚いた様子で薬剤師に詳しく質問していました。
検査を受けた60代の女性の客は「以前から糖尿病が気になっていたので気軽に受けられてよかったです。病院でしっかり診てもらおうと思います」と話していました。
糖尿病と強く疑われる人やその予備軍とされる人は全国でおよそ2200万人と推計されていますが、初期の段階では自覚症状がなく悪化する人が多いため早期発見が重要とされています。
薬局では正常な数値を超えていた人に専門の医療機関のリストを示して受診を勧めるとともに集まったデータを筑波大学に送り糖尿病予防の研究に役立てることにしています。
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