ウーサー様はその二年後没。空席の玉座が空しく、長々と・・・・・・王位継承者の行方をマーリン、エクトールくらいしか知らないため世継ぎがいねー。政治はどーなってるんだな日々が続く・・・・・
アーサー15歳の折り、友人とミサやってるとマーリンさんが叫いている。岩に突き刺さった剣があるらしい。しかもそれを抜くものこそブリテンの正当なる王位継承者であるらしい。空席の玉座を狙い我こそはと歩み出る虎視眈々の騎士の方々だが、剣を引き抜く輩はいない。そんな中アーサーは苦もなく剣を引き抜いた。 王位継承決定。が、 田舎騎士Jrだしガキだしこんなもんに従えるかーい!との意見が大多数。マーリンら経緯を知るものが内容を告げれば妾の子なんかに従えるかーい!と言う意見もまた多数。
王の序盤仕事はそー言った領主狩りで始まる。王に忠誠を誓った13人の『円卓の騎士』達と共に勝利を収めたものの、その最中、岩から抜いた選定の剣を折ってしまう。(この選定の剣はエクスカリバーであると言う話とペンドラゴン王家伝来の赤龍の剣、カリバーンであったとの話もげに多し。好きな方信じてください。) 剣がなければ戦えない。ぼーぜんとするアーサーを、マーリンはとある湖へと連れて行く。湖の貴婦人から送られたエクスカリバーは王に果てなき勝利を約束するが・・・・・・・ 押し寄せる戦の災厄はそれをも上回る。裏切りと戦いの連続はその加護さえも上回る。
従弟モルドレッドの策略から始まるカムランの戦いの果てで、戦いには勝利したものの致命傷を負い、部下騎士ベディヴィエールに連れられ戦場を離れたアーサーだったが森の中、その手にあるエクスカリバーを元の場所へと返すように命じる。2度躊躇うベディ君だが、アーサーはその都度ただ王の命を遂行するよう命じ・・・・・エクスカリバーが水面に返されたとの報告を受け息を引き取ってしまう・・・・・・。
当時、ブリテン人を『赤き龍』敵側サクソン人を『白き龍』という別名で呼び、そこから竜の因子を持ち、人以上の能力を発揮する・・・・とか言う伝承があながちハッタリじゃねーよーに思える程、戦闘経験という点ではこいつに勝る王はいねーよーな気がする。キリスト教の伝わったイングランドでは彼はイエスの意志により何処かへ旅立ち、聖なる十字架を得るため戻ってくるとか蘇るとゆー聖書原初人類との混同甚だしいモノもあるが、オレ的には(発端は一緒かもしれんが)現在、妖精郷で眠る彼は未来において蘇る『かつて存在し、未来に復活する王』説を採りたい。
実際、アーサーというのはブリテン島に攻めてきたアングロサクソン人と戦ったケルト人『司令官』だったらしいんだが、怨敵から国を守った英雄像を「こいつぁ使える!」と思った後のノルマン朝の人が『我らは偉大なアーサー王の系譜に連なるもの』と宣った(大英図書館にあるブリタニア列王史に書いてあるらしい。)もんで以後、「アーサーは王様だ」が広まっていったという。 追いやられてったケルトの人の一部はは島の南、ブルターニュに住む。そこにあるミカエルの降り立ったというモンサンミッシェルもこの人種の趣味で作られた。