続・胎盤様に捧ぐ
胎盤について、
先日書いたように、
わたしにとっちゃあ、
いろいろ思い出話があるのですが、
普通に産院などでお産された方は、
「胎盤がどんなんだったかも知らんわー」ってなかんじで、
見たことも、
食べたことも(当たり前か。)無いという方が、
けっこうおられて、
こっちの方こそびっくりしました。
自分の臓器やのに~~~。(`ε´)
(聞いたところによると、
良い胎盤は、製薬会社などに売られてゆくそうです。)
**
昔、お付き合いのあった友人で、
京大のY寮で子育てをスタートしはった方は、
助産院から持ち帰った
ご自分の胎盤で、
寮の仲間たちと、バーベキュー(?)パーテイーされたそうです。(^-^;
それから、
これまた昔、はるさんが働いていた、
某インド料理のレストランでは、
馴染みのお客さんが、
「これで、カレー作ってくれへんか?」
と、自分のお連れ合いの胎盤を持ってきはったことがあったそうです。( ̄◆ ̄;)
気の合う仲間達との胎盤パーテイーや、
胎盤カレーなど、
胎盤一つにしても、
いろいろな、楽しみ方?があるわけです。(´,_ゝ`)プッ
「やっぱし、はるやの友達は、
変な人ばっかしやなー。」
って、言われそうですけど、
いや、確かに、
こんなことするの、極少数派です。
**
わたしは、
風歌のときも、太郎はんのときも、
すぐに胎盤が出てこなかったので、
助産師さんが、
お腹を押したり、引いたりして、
それが、嫌な痛みで、とても不快でした。
助産師さんも、神妙な面持ちで、
「早く出ないと、困る、やばいですよ」という雰囲気が、
なんとなく漂っているので、
わたしも、
「早く出ないと、どうなるんやろう?」と、
心配になってしまうし、
「そのうち出るもんは、出るやろ~~」という、
はるや助産院のような、
気楽さは、一切無かったです。
ブログにコメントくださった方にも、
助産師さんに、お腹を押されて、
不快だった方や、
アイスノンをお腹に巻きつけて排出したという方もおられましたね。
(コメントありがとうね。)
わたしだったら、
産後に、冷たいアイスノンをお腹に載せるなんて、
かなわんわ~~。┐( ̄ヘ ̄)┌
**
3男ちび助のお産と、今回と、
自分らだけでおこなったのですが、
そのときは、家康流に、
「出ぬのなら、出るまで待とうホトトギス」
で、いってみようと思っていました。
それが、一番間違い無いと思ったからです。
例えば、どこか怪我すると、
カサブタが出来ますが、
治った~と思って、
無理にそれを剥がすと、
傷口がまた開いてしまって、
血が出ることがあるでしょう。
でも、
放っておいたら、いつの間にか、
カサブタは取れるもんです。
そうやって、
自然に取れたカサブタの痕は、
ツルンと乾いて、
きれいに治癒しています。
とても単純なことですが、
それと同じで、
いくらお役目が終わったからと言っても、
無理やり引き剥がさないで、
自然に剥がれて降りてくるまで待つのが、
無難だと思いました。
自分らだけで、家で産む場合、
うちには、
医療品のようなもんは、一切置いて無いので、
大出血があればアウト。
とにかく、
自分の中の自然な身体の営みにまかせます。
そこには、
「胎盤は○分以内に排出されるべき。」とかいう、
産院が持っている、
マニュアルは、ありません。
ただただ、待つのみ。
赤ん坊が出てくるのも。
胎盤が出てくるのも・・・。
**
そりゃあ、
赤ん坊が出た後、
再び陣痛が起きて、
すぐに排出されるのが、
健常なあり方なのでしょうが、
わたしは、何でか、いつも長くかかるのです。
でも、だからこそ、
精神的&肉体的両方の面でも、
あの最高の、ぶっとぶようなすっきり感を味わえたし、
産後に赤ん坊とも、
充分長いこと、
密着して、
へその緒で、繋がっていられました。
そして、
助産師さんや、医師など、人に頼ることができない分、
自分の身体の内で、
起こっていることに、
しっかり向き合い、
耳を澄ますことになりました。
と同時に、
一生懸命、働いてくれている、
自分の身体にも、
出てきた胎盤にも、愛おしさを感じました。
さらには、
「待つ」というこの経験が、
よい学びとなって、
その後の子育てにも、もしかしたら、
役に立っているかも・・・知れません。
そんなかんじで、
いろいろと特典付きであったわけです。
**
無理やり胎盤出されて、
きれいさっぱり片付けて、さっさと、
どこかに持って行かれてしまうお産より、
わたしは、
この自分流のやり方ができて、
良かったと思います。
安全第一のためとは言え、
薬や、外からの不自然な働きかけで、急がせたり、
身体に、無理させたりするのではなくて、
自然な身体の営みに、100パーセントまかせたやり方・・・。
それは、
自分にとって、一番心地よいやり方であり、
そういうお産は、
何よりも、身体に負担がかからないのだと思いました。
わたし、今年で46歳になるのですが、
この歳でお産して、産後どうやろな~~?
とちょっと心配でしたが、
これまでと同じように元気に産褥期を過ごせました。
同じく、プライベート出産をした、
ちび助のときも、とても楽ちんでした。
歳取ってて、体力も衰えているはずなのに、
プライベート出産をしたときの方が、
産後も、ずっと楽だったわけであります。
**
ところで、
このたび、胎盤様のために、
新調しました、
洗面器ですが、
便宜上、
けっきょく、胎盤様排出のさいは、
ひらべったいトレーを使用したので、
現在、
天音ちゃんのうんちやおしっこを
しっかり受け止めて、
おまるとしての人生を、歩んでいっています。
だから、以前として、
風呂の洗面器は、ボロボロのまま。
はるさん、
安いもんやし、
もう一つ、新しいの買おうな~~~。
**
というわけで、
胎盤にまつわる話、
とりとめなく、長話になりました。
読んでくれてありがとう。
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コメント
ああ~
いいなぁ~~(*^^*)
お話し伺ってると気持ちが和みます。
お産だけでなく、人生も自然体で過ごされてるんですね。
我が家もこれでいいんだって勇気がもらえます♪
ありがとうございます(*⌒▽⌒*)
投稿: ラニ | 2012年3月12日 (月) 09時17分