プライベート出産にまつわる苦労話・・・かな?
プライベート出産について、
今日は、また書きますよ。
興味無い人は、パスしてくださいね。
(最近は、こういうとき「スルーする」って言うみたいですけど。)
**
今回、
4回の自宅出産のうち2回プライベート出産をするという、
この経験を、
自分のところにだけとどめておくよりも、
必要な方とシェアするべきやなと思いました。
いつも、
顔は見えないけど、
どこかの誰かさんの心に届くかなと思いながら、
「ああ、このことも、書いておこう。」というかんじで、
記憶の糸を辿りながら、書いています。
**
そして、
どこかの誰かさんとこに、
その思いや、わたしの体験記は、
しっかり伝わっていたみたいで、
感謝のコメントや、電話、お手紙、個人メールをいただいています。
ほんとうに、うれしいことです。
「ああ、こんなに、わたしの記事が、
助けになってるんやなあ!
書いてて良かった!
こんな経験やけど、
こんなちっぽけな私だけど、
誰かさんのお役に立ってるんやなあ!」
と、ひとり感動してうるうるしてしまうこともあります(*^m^)。
(これって自己満足?)
そんな中で、
いただいたメールをきっかけに、
あらたに、思い出すこともあったのと、
プライベート出産について、
どんな小さなことでも、話が聞きたいというような声もあるので、
(それだけ、情報が少ないといことです。)
また
書きますね。
どこかの誰かさんへ、
愛をこめて・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
わたしのような、
プライベート出産や、ホームスクーリングを選択する者たちは、
日本では、ほんとうに少数民族で、
風当たりがきついです。
マニュアルもないところを、
(時として、イバラの道を(。>0<。))、
自分で試行錯誤しながら、道を開いていくというかんじです。
今は、同じ志向の人もずいぶん増えましたが、
菜食志向の人にしてもそう。
「肉食べない。
牛乳飲まない。
添加物いっぱい、白砂糖いっぱいのお菓子、子どもに食べさせたくない。」
そんな志向を持っているだけで、
「あの人、変わってるなあ。」
「子どもが、かわいそう。」なんて、
言われたものです。
まっとうな食べ物食べさせているだけやのに、
かわいそうなのは、どっちや?と思ったりもしたもんです。
(食べ物に関しては、3・11後、放射能汚染の心配から、
菜食志向、自然食志向の人がかなり増えたように思いますが、
それでもまだまだ少数派ですね。)
まあ、
その「かわいそう」って言葉、
辛かったですね・・・。
「病院で産まないなんて、赤ちゃんかわいそう。」
「学校行かせないなんて、子どもがかわいそう。」
今思えば、そんなこともいっぱい言われました。
自分は、かわいそうなことしてるつもりはない。
良かれと思って、選んだことなのにね。
もしかしたら、
「病院で産んでかわいそう」
「学校行かされてかわいそう」なんて、ケースもあるかも知れないのに。
今から約七年前、
わたしが、3男をプライベート出産しようかなと思ったとき、
次男のお産でお世話になった助産師さんに、
それを告げると、たいそうびっくりされ、
思いとどまるように言われました。
そして、薦められるままに、
京都のある助産院に行き、
プライベート出産したいのだということを告げると、
こちらの助産師さんの顔色も、態度もさっと変わりました。
長男のときから、何度かお世話になった、
妊婦さんにとって母親のような存在の、
ベテランの素敵な助産師さんだったのに・・・。
その変化に、わたしも、はるさんも、
多いに戸惑ったものです。Σ( ̄ロ ̄lll)
**
そこは、初めての妊娠のときも、次男のときも、
何度かお世話になった助産院でした。
勉強熱心でやさしくて、素敵な助産師さんがそろっていて、
わたしも、ここが大好きで、(今も好きです。)
訪れるたびに、癒されたり、励まされたりして、幸せな気持ちになる、
京都でも一番人気の、すばらしい助産院ですが、
プライベート出産をする気持ちを打ち明けたとたんに、
突き放すような態度をされたのです。
まるで、わたしが何か違法なことでもするみたいでした。
すべての妊婦さん、産婦さんをサポートしますが、
これだけは、別!・・・というかんじでした。
そして、
プライベート出産には、
こんな危険性もある、こんな恐ろしいこともある・・・・と、
いろいろとお産にまつわる、
危険なケースを話されました。
(なんとか、思いとどまらせようとされたのでしょう。)
「一人目、二人目で安産で、大丈夫と思っていても、
三人目でたいへんだったケースが多いのよ。」
というようなことを言われたのも、記憶しています。
(たぶん、この時点でプライベート出産をあきらめる方もおられるでしょう。)
**
わたしは、
そんな話いくら聞いても、気持ちは揺るがず、
とにかく、
「京都から田舎へ移り、
子どもたちと野山で遊んだり、野草を食べたり、
野菜を作ったり、
薪で生活したりして、
自然の営みに寄り添い、手作りの暮らしをしていると、
お産も、自分たちでやってみようという気持ちが、
自然と湧いてたのだ。」
というようなことを言いました。
自分にとって、それは特別なことではなくて、
ほんとうに、自然な、あたりまえな気持ちだったので。
そんなわたしの話を聞くうちに、
助産師さんのこわばった顔は、
だんだんと緩んでいったように思います。
最終的には、理解してくださっていたのかな・・・。どうだったのかな・・・・。
たぶん、
「その気持ちはよくわかる。
わかるけど、わたしは仕事上、いろいろな危険なケースも経験している。
だから、賛成は、できないの。
でも、それはあなたたちのためを思ってのことなのよ・・・。」
そんなかんじだったのでしょう。
当時、自分らだけでお産するということに、
まだ半信半疑のところもあったので、
何度か、助産師さんの検診を受けた上で、
異常が無ければ、プライベート出産しようなんて思ってもいたのですが、
助産師さん側は、
「プライベート出産する人の検診はできない決まりになっている」
そうで、
その申し出は、却下されました。
**
「自分の好きなスタイルでお産しよう!」なんて、
よく言われてるし、
そんなお産の本もいっぱい出てますが、
あくまでも、助産院や助産師さんのつくった枠組みの中でのこと。
わたしたち、少数民族のやり方は、
受け入れてもらえませんでした(。>0<。)。
まあ、
検診って言うても、
尿検査して、血圧測って、お腹周り測って、体重量って、
そんなもんや。
道具さえ揃えたら、家でもできる。
毎月、暑いさなかに、家族みんな連れて車に揺られて街へ出て、
半日がかりで検診に行くより、
その時間、山の美味しい空気吸って、散歩でもしていたほうが、
お腹の赤ちゃんも、わたしの身体も喜ぶやろ。
そんなふうに思って、
一切検診を受けずに、お産に臨みました。
尿検査なども、面相臭くなってしまって、結局はしませんでした。
**
ええっと、ここで、
「プライベート出産に反対される、
助産師さん側の事情は、よくわかる」とも書いておかなければなりません。
責任問題があるし。
何かあったときに、助産師さんの責任が問われるようなことになるかも知れません。
いくら、わたしが、
「自分の責任で、自分たちだけでお産したのです。」と言っていても、
社会はそれを許さないものなのでしょう。
**
まあ、
そんな経験があったわけですよ。
**
そして、今回のお産。
そりゃ、元気だったら検診も無しでお産したでしょうが、
なにせ、調子が悪かったので、
一度は診てもらいたいなあと思いました。
でも、また「プライベート出産したい」なんて言って、
怒られたらかなわんな・・・。
なにしろ、こんな歳やもんなあ。
ほんでもって、
この歳で、怒られるのも、嫌やな~。
なんて、思ってました。
京都の、あの助産院さんへ行ったら、
また怒られるやろし・・・。
そんな中で、
知り合いに紹介してもらった、T所産院へ行くことになったのです。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
・・・・というところで、
お乳が張ってきたので、
そろそろ天音ちゃん起こしておっぱいあげなきゃ!\(;゚∇゚)/
(えらい長いこと眠るなあ・・・。)
*つづく*
にしときます。
(妊娠8ヶ月の読者さんもおられるので、
急がなきゃ!\(;゚∇゚)/)
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コメント
ええ〜!?ここで終わり!?わお〜、悩ましい(笑)しかし当然天音ちゃんのお腹は満たさなければなりませんから、辛抱して待ってま〜す。
投稿: すぎもと | 2012年7月10日 (火) 20時52分
こんにちは。ここ最近、ブログを読まさせてもらっています。
山暮らしやホームスクーリング、
家族旅、子供さんも四人いて、素敵やなーって憧れています。
あたしは、三重県四日市で平和ーに暮らしていて、でも、山暮らし、自給自足てきな生活もやりたくって、でも、今の暮らしは疑問ながら楽しいしで、いろんなことを考えさせられます。
ブログに辿り着いたのも、来年10月に旦那、子供五才、三人で世界たびをしたいと計画中です。で、家族で旅した方を探したや、こちらに辿りついたわけです。
いま、友達とも今の原発再稼働について、三重県でも瓦礫の最終処理場になるかもなので、考えたり少し、関することをしているので、はるや日記を読んで、また刺激をもらっている感じです。
あと、最近は奈良のオーガニックマーケットにもいってきました!何か出会いがあるかも?と思い。それは、うまくいかなかったけど、キッシュがおいしくて、若草山を歩いたりと満喫しました。
出産の話も興味深くて、自宅出産はしてみたいと思ってます。
長々と失礼しました。
また、楽しみに読まさせてもらいます。
投稿: くっく | 2012年7月10日 (火) 22時09分
ゆみえさん
そのT助産院さん、私の先輩も数年前に自宅出産でお世話になったとこやと思います。
センパイもこっちで自宅出産させてくれる助産師さんなくてT
助産院から来てもらった言うてました。
確か助産師さんに来てもらっての出産で完全プライベート出産ではなかったと思うけど。。上の子にも見せてへその緒は切ったゆうてたと思う。 京大卒で竹炭焼いてるおもろいセンパイです(^w^)
その時の話を聞いてめちゃ感動したんやけど 、当時付き合ってた相手(めったな事では動じないヒトでしたが)にはドン引きされ、『これが一般的な反応なんだよ。そんな事言わんときな』と諭されました。。(ちっちぇーヤツやなと思った(∋_∈))
産院で産むのがアカンゆうてないし
自宅出産推奨してるわけでもないし
そうしたいゆうてないし、
その姿に感動しただけやんかー。
でも『一般的』というのもまあ正しくて、、。自分がとっても少数派やと思い知らされました。
『個性』とか『多様性』とか『いろんな生き方が』とか言ってるけど なんか ちっちぇー世の中やなあって思いました。
私はその話をしてくれた先輩の表情がとても輝いてて、ほんまに素敵やなあって思ったよ。
おもろいだけちゃうやん。さすがやなあかっこいいなあって見直した。もちろん奥さんの事も!
プライベート出産とかホームスクーリングとかヴィーガンとかはるやさんやままやさんに逢って初めて知った世界やったけど、知るほどに私は『生きる力と責任ある愛情を持つ』トップレベルの親ができる選択。やとつくづく思うのです。『生きる力』っていうのは 食べること 学ぶこと 愛すること 生死 諸々全て。
話は戻って、T助産院さんは 私の大好きなカフェでもお話会とかイベントされてたと思います。
って、ここまで言うて違うとこやったらどうしましょ。
長々と失礼しました~。
投稿: ゆりこ | 2012年7月11日 (水) 22時33分
すぎもとさん>ごめんねーーー。またそのうち書くからねー。
くっくさん>ありがとう。くっくさんのところにも、わたしの思い、届いてましたかー。うれしいなあ。世界旅、いいですね!長く行かれるのかしら。わたしたちは、大家族になってしまったので、世界一周は、もう無理やろな。
ゆりこさん>ありがとう。T助産院が、プライベート出産を薦めているところのように、誤解されて、T助産院にご迷惑になったらあかんので、地名は伏せさせてもらいました。ごめんね。ゆりこさんの言ってるところと同じだよ。>>「生きる力と責任ある愛情を持つ・・・・」ええこと言うなあ~。まあ、はるやはそれほどでもないけどさ。T助産院に行くようなことがあったら、ぜひよろしく伝えてね!!
投稿: ユミエ | 2012年7月12日 (木) 04時36分
ユミエさんいつもありがとうございます。
助産師の言うこと、態度、まさしく同じです。私の場合もやさしい感じの方だっただけに、そのひょうへんぶりは、ショックでした。 保健士に通報しますとか言われ。。
確かにあちらの立場はわかりますが。。
風あたりは厳しいですね。でも私だけではないのだとすごくはげまされます。
私もいきなりおもいたったわけでもなく今までの自然の中でのたくさんの行動や経験からわきでた確信からの想いです。
また、ちいさなことでもシェアしていただけたらとても嬉しいです。ありがとうございます。
投稿: ニコ | 2012年7月15日 (日) 18時28分
ニコさん、暑くなりましたが、バテてませんか~?
こちらこそ、メールもありがとうね。
うれしかったです。
ニコさんのお産までをめやすに、
もうちょっと書いていきますね。
投稿: ユミエ | 2012年7月16日 (月) 07時14分